こんにちは、ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。前回に引き続きパーツ紹介第3弾!今回はインデックスと針についてのご紹介をしたいと思います。
インデックスとは腕時計の文字盤にある時や分を示す目盛りや数字のことです。
・アラビア
1,2,3 算用数字で表したもの。見やすさが特徴。
・ローマン
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ ローマ数字で表されたもの。
・バー
シンプルな棒状で記されたもの。
・リーフ
1950年代以前の腕時計に多いクラシックな葉の形状をしたもの。
・トライアングル
エッジのきいた二等辺三角形でサイズを変えることで強調したい部分を目立たさることが出来る。
・ドット
丸い点で記されたもの。ポイントインデックスとも呼ばれる。
・ジェリー(ジュエリー)
バーやドットの代わりにダイヤなどの宝石を使ったもの。
針のデザインは1900年代の前半に考案された。この時代は使いやすさや見やすさよりもデザイン性が強かったため針も様々なデザインが考案されたと考えられる
・リーフ(ローザンジュ)
葉の形に似ていることから呼ばれたクラシカルなデザインによく見られる。
・リーフ(ドレッシ―)
通常のリーフよりも細く作られたデザイン。
・ドルフィン
先端部がとがったひし形のような形状が特徴。
・ソード(剣型)
剣のように先の方が太く1950年代までは多用されていた。
・バトン
今回紹介する中で最もシンプルな棒状のデザイン。針の太さを変えるだけで様々なデザインに対応できる。
・モダン
針の先に線のような細い突起がついたデザイン。クラシックモデルによく使われる。
・ペンシル
先端が三角形になっていて鉛筆のようなデザインが特徴。
・アロー
軸は細く矢印型になっているタイプ。
・スペード
先端部分がスペードの形になっているタイプ。上品で懐中時計が主流だった時代の定番のデザイン。
・ブレゲ
アブラアン‐ルイ・ブレゲが考案した軸の部分に穴が開いているデザイン。
・ベンツ(メルセデス)
軸の円にメルセデスのマークであるスリーポインテッドスターに似たデザインがあしらわれたタイプ。
・スケルトン
針の外側のフレームを残し内側をくりぬいたデザイン。針が重なった部分の文字盤や日付などが見えるのが特徴。
・ウェーブ
波状にうねったデザイン。
・コブラ
時計の軸の先端がコブラに見えることからこう呼ばれている。1950年代以前のドレスウォッチに多く見られる。
インデックスと針のデザインのご紹介でした。
腕時計のパーツ紹介は今回で3回目となるのでだいぶ腕時計についての知識が増えたのではないでしょうか。私もとても勉強になります。
パーツ単位で腕時計を見ていくとまた違ったよさに気づくと思います。次回もお楽しみに!
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックス、オメガ、等の舶来時計も大歓迎!また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。