こんにちは。ブローチ時計修理工房蒲田店です。今回は知ってる様で良く知らない機能、クロノグラフについてお話致します。時計のデザインによってはプッシュボタンが付いているデザインがあります。秒や分や時を測る機能なのですが、時間を知るための腕時計にどうしてその様な機能が追加されたのか?簡単にですがご説明致します。
時を測る機能、それがクロノグラフ
実は、クロノグラフは「クロノス(時間)+グラフ(記する)」の造語です。過去クロノグラフは「時間を書き留める」機能でしたが、現在は「経過時間を計る機能がついた時計」のことを言います。もっと簡単に言うと、クロノグラフはストップウォッチがついた時計という事です。
時計の基本構造として時針・分針・秒針と、時刻や日付を操作するリューズがついています。しかしクロノグラフは、その時計の基本的なスタイルに加え、「経過時間を表示するための針」である積算計、クロノグラフを操作するためのプッシュボタンがついています。クロノグラフの積算計は、「経過時間を表示する」役割があります。具体的に説明すると、通常、積算計は“0位置”で止まっており、クロノグラフを稼働させたときに動き出します。あとは、その積算計が示す時間を読み取ると、経過時間が分かるのです。
存在する意味が変化していく機能
時を測るという行為は長い歴史を紐解けば人類史が始まってすぐからスタートしますが事クロノグラフの概念の発端となったのは18世紀頃のようです。先人達の試行錯誤の末、現在の形に収まり、そしてスマートホンの台頭により本来の役割は失われ別の、意味合いも強くなってきている昨今ですが、たった4㎝程のケースの中にとても複雑な機械が収まっている事はとてもロマンがある事だと思います。
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