こんにちは!蒲田店スタッフのNです。
カルティエと言えば、言わずと知れたジュエリー・時計ブランドですね。
今となっては主流になっているケースとラグの一体化、を世界で初めて作成したのも、カルティエなのです。
今回はアンティークウォッチ Cartierマスト ドゥ カルティエ タンク ヴェルメイユ をご紹介いたします!
第一次世界大戦時の戦車がモチーフ
1919年に発売された『タンク』のデザインはフランスの戦車ルノーFT-17軽戦車がモチーフになっており、車体を意識した文字盤・風防ガラス・ストラップは耐久性を重視して、一直線で同じ幅、ラグ・サイドはキャタピラ部分を意識しています。
ちなみに、『タンク』のモチーフになったルノーFT-17軽戦車は、第一次世界大戦を終戦に導いた「平和の象徴」ともいわれており、「ガルパンはいいぞ」「ガルパンおじさん」でお馴染みのアニメ ガールズ&パンツァーにも登場しています!
劇場版の作中にてフランス軍の隊長マリーが搭乗している、フラッグ車です。
近代戦車は第一次世界大戦に初めて登場し、FT-17軽戦車の設計は各国の戦車に比べ最も革新的であり、それ以降の戦車の基本形となりました。
カルティエの『タンク』もこの戦車と同様、以降の腕時計の基本形(ケース、ラグの一体化)となったと言えましょう。
現代の腕時計の原型と言われ、1904年に誕生し1911年に一般販売された『サントス』をはじめ、実用性加え1919年に発売された『タンク』は現代的な腕時計デザインの始まりであると考えられます。
カルティエが【腕時計の始祖】といわれる所以なのでしょう!
ヴェルメイユって何?
ヴェルメイユとは、スターリングシルバー(SV925)の上層にゴールドを貼る加工のことを指します。
ゴールドはK10以上のものを溶かし貼りつけ、厚さは1.5ミクロン以上とスイスの貴金属業界規格で定められており、贅沢で手間もかかる素材です。
シルバー特有のずっしりとした質感と厚く貼られたゴールドによってとても華やかで優しい輝きを有します。
こちらのお色はボルドー?バーガンディ?
一説には、フランス南西部ボルドー一帯で作られるワインの色がボルドー、東部ブルゴーニュ地方で作られるワインの色がバーガンディ(ブルゴーニュの英名)というそうです。
カルティエの本拠地パリは、ブルゴーニュ地方に近いのでバーガンディでしょうか。
そんなアンティーク時計 マスト ドゥ カルティエ タンク ヴェルメイユ(手巻き式) は蒲田店で販売しております!
もし、気になったらBROOCH時計修理工房へお問合せくださいませ!お待ちしております♪