BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 神田店 > 【BROOCH時計修理工房神田店】高級時計でよく聞くギヨシェ彫りの種類をご紹介いたします
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ギヨシェ彫りとは?

こんにちは!BROOCH時計修理工房神田店です。今回は、高級時計でよく聞くギヨシェ彫りについてお話致します。まず初めにギヨシェ彫りとは、文字盤に繊細に規則的に美しく彫り込まれた技法を指します。ギョーシェ彫りには光の反射を抑え視認性を高めるといった優れた点があり、多くの高級腕時計に採用されています。

クルド・パリ

写真_ジラールペルゴ

クルド・パリはフランス語でパリの爪という意味があります。一つ一つが小さなピラミッド型になっていて、それが規則正しく並んでいる、ギョーシェ彫りの中でも最も有名な技法です。クルド・パリは、パリの石畳をモチーフとした説もあり、ピラミッド状の模様が大変美しく、腕に乗せると、角度によって宝石のようにキラキラと輝きます。

ソレイユ

写真_フランクミュラー

ソレイユはフランス語で太陽という意味の通り、放射線状に広がっているのが特徴です。シンプルな美しさで多くの高級腕時計で用いられています。直線を広げたものや波型のギョーシェを放射状にしたものが一般的ですが、ロレックス独自のサンビームと呼ばれる加工法もありそのバリエーションは多彩です。

バーリーコーン

写真_モーリスレノマ

グレンドルジュともいわれるバーリーコーンは、麦の穂のようなパターンが規則正しく彫り込まれています。

ダミエ

ダミエは市松模様に彫り込まれたギョーシェ彫りですが、よく似ているパターンにはかごの似た模様のヴェーユ・パニエがあります。

ヴァーグ

写真_モーリスラクロア

ヴァーグはパターンが波のような模様になっていて、それが放射線状に広がってるパターンのものはソレイユに含まれることもあります。

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