BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店の関口と言います。今回はロレックスなどスクリューバックタイプのものを開けるときに使うオープナーという道具の紹介です。
それでは使い方を説明します。
こちらが強力オープナー
ロレックスの裏蓋を開けているところを見たことがある方ってほとんどいないかと思います。ましてやご自身で開けたことがある人は尚更少ないかと思います。まず専用工具が必要なことと、取り扱いが非常にデリケートなものなので時計修理などの仕事についている方かよほどの時計好き(いやマニアと言った方が良いでしょうか…(笑))の方ぐらいかなと思います。
ハンドル(オープナーを上から見たところ)
ここを反時計回りに回して開けていきます。その前に時計の大きさにぴったりとフィットするアタッチメント、コマの様なものを裏蓋側とフェイス側にそれぞれセットします。
こちらはフェイス側の駒です。
こちらが裏蓋側です。
このようにして裏蓋を開けるとムーブメントを確認することができます。ムーブメントにはキャリバー(Cal.~)が刻印されていますのでこれによりキャリバーがわかります。不具合等があればオーバーホールをするなどしています。以上がオープナーを使った裏蓋の開け方についてでした。最後までお付き合い頂きありがとうございました。