スタッフブログ

腕時計の防水機能低下の原因のひとつは裏蓋パッキンの劣化です



こんにちは東京大田区蒲田西口のBROOCH(ブローチ)時計宝石修理工房のTです。
最近の夜はコートなしでは辛い寒さになりましたね。蒲田西口を歩く人の装いも冬装備に変わりつつあり、2021年も年末に向けて寒さと併せて体調管理のために乾燥にも注意したい季節となり、風邪予防など一層注意しなければならない厄介な季節です。
湿度や湿気、乾燥などといった人にとって厄介な変化は、お手元にある大切な腕時計にとっても天敵と言って良いほど厄介なものなのです。日常で愛用している腕時計はもちろん、しばらく着けていない腕時計や電池が止まったままの腕時計がございましたら、人間と同じく定期メンテナンスが必要です。
例えば、夏の間着けてしばらく着けていない腕時計や、大切に保管されている時計なども是非2021年の年末を迎え、大掃除などをされるタイミングなどで見ていただき、電池交換やオーバーホール(分解掃除)などの定期メンテナンスを考えていただければと思います。
上の写真は先日電池交換修理にお持ち込みをいただきましたエンジェルハートの腕時計です。
裏蓋を開けると内部にぐるっと白いシリコン製のゴムのようなものがございます。こちらが腕時計の裏ぶたパッキンです。腕時計の裏蓋パッキンは防水機能を保つための重要な役割を担うパーツです。
ゴムのような性質を持つため、経年劣化や電池交換時と他時計修理時に行う時計の裏蓋の開閉作業の度に形状が変化・硬化し、時計内部と裏ぶたの間に隙間が出来てしまい、水入りしやすい状態になってしまいます。
水入りを放置すると時計内部や文字盤と風防に曇りがでてしまい、時計表面の文字盤や針、インデックスや時計内部の錆びや変色が見られ、最悪大切な時計が故障し、修理できなくなる可能性もございます。

ブローチ時計修理工房では、大切な腕時計の裏蓋を開き、行う電池の交換に併せて、パッキンの交換を行うことが出来ます。角型や平たい特殊な形のパッキンにも対応可能ですので、是非これからも永く安心して時計をご使用されたい方にはオススメです。
大切な時計は、オーバーホール(分解掃除)や外装磨き(ケース・ブレスレットポリッシュ)等も診断のうえ併せて行うことが出来ます。オーバーホールの基本的なお見積もりは無料でございます。
大切な腕時計を何世代先へも継承し、大切に受け継ぎ、永くお使いいただける可能性も高まります。先ずはご相談からでも、お気軽にお問合せ下さい。

こんにちは!BROOCH時計修理工房蒲田店です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

本日はオーバーホールについてお話いたします。

~まず、オーバーホールとは?~


時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。
クォーツ
時計は油の状態が悪いままお使いになっても一旦は問題はりませんが、時計が駆動するのに多くの電力を消費するので、通常2年以上は持つはずの電池が1年や半年で切れてしまったり、内部の歯車に負担がかかっていることも少なくないため、摩耗パーツが通常よりも早くダメになってしまう可能性があるなどの問題点があります。油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。部品が破損した場合交換しなければならないため、通常料金に部品代が加わってしまいます。

~オーバーホールの相談ならBrooch時計修理工房へ~



お客様に時計を長い間、より良い状態で時計をお使いいただくために無料でオーバーホールのご相談を受け付けております。

例えばお客様の時計で、時間がズレる・電池交換をしたが時計が止まった・ガラス(風防)が曇ることがある・長年使っていない時計をまた使いたいといったお客様もたくさんいられると思います。

そういったお客様には無料で中の状態を確認し、油の状態、部品の破損を確認いたします。(基本は即日対応のもののみ、中の機械を分解しないと分からないもの、メーカーだしが必要なものは見積り料金をいただいております)

時計の気になる症状をお聞きすればその場で大体の料金、納期をお伝えすることができます。
オーバーホールを検討しているお客様・気になる症状があるお客様は是非当店にお越しください!





こんにちは!BROOCH時計修理工房蒲田店です。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

今回は時計修理を行う前の問診について説明させていただきます!お客様から時計をお預かりをする前に問診をさせていただいているのですが、どんな意味があるのか今回はお話していきます。
まずは問診とは何なのかについてお話します。問診とは、お客様の大事な時計をお預かりする前に購入年数や電池交換・オーバーホール歴、止まった日にちなどを質問し時計の体調(状態)をチェックすることです。そうすることで、止まってしまった原因が大体わかってきます。

例えば、電池が止まってから2年放置している時計をお預かりするとします。この場合は、漏液を起こしている可能性が高いです。電池交換を行ったが時計が動かない場合は、通常だと他の原因を探さないといけません。ですが問診を行うことで、漏液により中の機械が錆びてしまっているのではないかといった原因が考えられます。

ですので、時計修理でお預かりする前は、作業を円滑に進める為・より良い状態でお客様に時計をお返しする為に問診を行っております!

問診は必要のない作業にも見えますが実は大事な作業の一つです!

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