BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 蒲田店 > アンティークウォッチ ULYSSE NARDIN(ユリスナルダン) 手巻き式腕時計A1180をご紹介いたします。
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こんにちは、BROOCH時計修理工房 蒲田店 スタッフNです。
今回ご紹介するのは、1960年代 ULYSSE NARDIN(ユリスナルダン)の手巻き式腕時計A1180です。

ULYSSE NARDIN(ユリスナルダン)のA1180の正面から見た画像です。

ユリス・ナルダンは1846年にスイス ル・ロックルにて創業された老舗ブランドです。
2022年で創業176周年。
なお、多くのブランドが二度の世界大戦やクォーツショックによって休眠を余儀なくされる中、ユリスナルダンはブランドの歴史を紡ぎ続け、一度たりとも歩みを止めずに今日まで時計製造を行ってきました。
創業当初から航海用のマリンクロノメーターの開発に尽力し、その高精度製品は日本を含む各国の海軍や船会社で航海の重要な役割を担う存在となりました。

マリンクロノメーターとは


航海時、船に載せられていた時計のこと。
正確な緯度・経度から船の現在位置をしっかりと把握するためには、波の揺れや海上の温度変化,そして湿気に影響されない高精度時計が求められたのです。


 

ユリスナルダンのマリンクロノメーターの精度・性能は当時頭一つ抜きんでており、世界中の博覧会やコンテストで賞を獲得してきた背景も持ちます。
また、1878年にパリ万国博覧会で金賞を獲得しており、19世紀当時からのユリスナルダンの、時計製造技術力を垣間見ることができるでしょう。
20世紀に入ってからは海軍向けに開発した「マリーン・デッキ・クロノメーター」が高い評価を集め、その名声を確固たるものとしました。
こういった歴史的背景から、今なおユリスナルダンはマリンクロノメーターのデザインをコンセプトにしているモデルが少なくありません。

ちなみに懐中時計製造でも名を馳せており、明治天皇もユリスナルダン製品をご愛用されました。

ULYSSE NARDIN(ユリスナルダン)A1180の丸みを帯びた風防が可愛らしいですね!

スタンダードで使いやすいラウンド型のシルバーカラー、盤面カラーブラックに白文字で書かれたローマ数字のインデックスにシルバーのシンプルな2針に176年続いている航海用のマリンクロノメーター開発のノウハウがギュッと詰まっていると思うと、海のロマンを感じます。

ULYSSE NARDIN(ユリスナルダン)を象徴するイカリマークです。

1960年代のアンティークものですが、内部のメンテナンスのオーバーホールや、見た目がピカピカになる外装磨きのご依頼もお任せくださいませ。

少しでも気になりましたら是非ブローチ時計修理工房へお問合せ下さい。
海のロマンを感じたいお客様、お待ちしています!

ULYSSE NARDIN(ユリスナルダン)A1180のフィットする装着感はたまりません。


 

蒲田店の外観

BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
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ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
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