BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 神田店 > 真夜中の時刻調整はNG!?【東京神田・ブローチ(BROOCH)時計修理工房】
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BROOCH時計修理工房 神田店の外観
こんにちは!ブローチ時計修理工房神田店です。みなさんは真夜中に時刻を合わせてはいけないってご存知でしたか?機械式腕時計をつけている方には常識のようですね。

真夜中に時刻を合わせてはいけない

デイ、デイトなどカレンダー表示のある機械式腕時計では、夜のカレンダー調整は要注意とよくいわれます。伝統的な機械式時計のメカニズムでは機種にもよるのですが、一般的にカレンダー表示は午後9時半頃からゆっくりとカレンダー送り歯車が日付盤に食い込みを開始し、午前0時半頃までかけてゆっくりと1コマ送り出して自動調整することになっているのです。ですのでこの時間帯にカレンダーの早送り機構を使うと、自動調整の上に手動で余計な圧力をかけてしまうことになります。仕事中では時間外なのですることは無いですが、知らなかったら自分の時計とかでやっていたかもしれないです。(汗)
クオーツ登場以前の時代では、誰もが知っている常識だったのですが、機械式時計と付き合うには意識しておきたい知識ですね。ちなみにこの点をいち早く解消したのが、真夜中にピョンと日付が送られるロレックスの「デイトジャスト」で、いまでは多くのブランドが同様の機構を採用しています。さすがロレックスですね!

ロレックスデイトジャストのオーバーホール磨きはブローチ時計修理工房
ロレックス修理事例
また同様に、日付をまたいで針を戻してはいけない、というのも常識だったのですが、これは戻した針に同調して日付も戻るGMT機構が開発されて普及し、必ずしもそうはいい切れなくなっています。困ったときは取扱説明書など、メーカーの指示に従ったほうが良さそうですね。。もちろんわからないことがあれば当店にお気軽にご相談ください!ブローチ時計修理工房神田店ではご相談だけでも承っておりますので、その他時計に関するお困り事がございましたら、お気軽にお立ち寄りください!お待ちしております。

 

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