ガラス(風防)のキズも綺麗になります!
ガラスに傷が付いてしまいました。キレイになりますか?時々そういったお悩みでお客様がご来店されます。時計のガラス部分にキズが入ってしまうと、時間を確認する時に毎回キズが気になってしまいますよね。当店では、ケース・バンド磨きはもちろんのことガラスの磨き作業も行っております。プラスチックの風防であればだいたいのキズはキレイにできます。しかし、最近サファイアを使用している事が多く、サファイアガラスですと非常に硬い素材ですので磨くことは出来ません。その場合は交換になってしまいます。
ケース・バンド磨きってどんな作業?
基本的にはバフモーターという機械を使い、磨いていくのですが、ズレたり凹凸が出来たりすると綺麗な仕上がりとは言えなくなるので、集中力を高めて作業します。硬めのフェルトバフで全体のキズを取り除きます。この時の傷の取り具合がこの後に繋がっていくので大事な一段階目です。あまり深い傷を追ってしまうと、形状自体が変わってしまう恐れがあるのでバランスも見ながら慎重に研磨していきます。二段階目は、少し硬さを落とし、柔らかめのフェルトバフで磨いていきます。この段階である程度の光沢を出します。この時、表面に凸凹が出ないよう注意しながら研磨していきます。最後に、布バフで鏡面に仕上げます。バフの回転を上げ一気に仕上げます。サテン仕上げはバフモーターの一番右にあるスポンジバフという筋の付くバフを使用します。斜めに筋が入らないように気を付けながらサテン加工を施していきます。この作業で鏡面仕上げとの綺麗なコントラストが決まるので重要な作業になります。