いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。
今回は腕時計のベルト交換についてご紹介していきたいと思います。
皆様はご使用している時計のベルトを交換したことはありますか?
ある方、ない方いらっしゃると思います。
ベルトの種類は色々あります。
主に、腕時計のベルト素材には、革、メタルブレス、ファブリック、合成素材などがあります。
それぞれの素材によって、腕時計の雰囲気が大きく変わります。
イメージチェンジやオシャレにも活用できます。
当店ではベルトの種類もたくさんあるので、気分に合わせて選んでいただけます。
ベルトのサイズが色々ございます。
時計師はお客様からお預かりした時計に合うサイズのベルトを確認し交換をします。
写真に載っている二カ所のサイズを確認し、そのサイズに合ったベルトをお客様にお見せします。
ベルトをお買い上げくださったお客様には作業台がかかりません。
ベルトを持ちこんで頂いたお客様には作業台として\550円(税込み)がかかります。
素材が違うベルトの交換も勿論可能です。
→
この様に素材が違うベルトでも交換ができます。
次にベルトの種類をご紹介いたします。
1・革(レザー)
腕時計のベルトで、もっともスタンダードなのは革タイプです。
柔らかいため装着感がよく、種類豊富なのが良いところです。
素材には、牛革、カーフ(仔牛)、コードバン(馬のおしりの部分)、クロコダイル、オーストリッチ(ダチョウの背中の部分)、などがあります。
2・金属(メタルブレス)
スーツにもカジュアルな服装にも合わせやすく、使えるシーンが広いです。
ボリュームがあるため、多機能でスポーティーなタイプの腕時計にぴったりのベルトです。
また、耐久性が高く、傷ついてもコマの交換や研磨などで対応可能です。
お手入れも、クロスで拭くなどと、簡単にできるため、日常使いする腕時計にもおすすめです。
3・ファブリック(布やナイロン)
キャンバス、ナイロン、ポリエステルなどが使用された時計ベルトは、カジュアルな印象が強く、オフスタイルにぴったりです。
汚れた場合、素材によっては洗うこともできる。ファブリックのベルトに変えるだけで、腕時計の雰囲気ががらっと変わるので、イメージチェンジを楽しみたい方にもおすすめです。
4・合成素材(ウレタン樹脂やシリコンラバー)
ウレタン樹脂やシリコンラバーなどが使用され、弾力性があり、つけ心地が軽く、なじみやすい素材です。
カラーバリエーションが豊富で、カジュアルなシーンにぴったり。価格も比較的リーズナブルなので、気軽にイメージチェンジに挑戦できます。
いかがでしたでしょうか?
ベルトの素材はお客様の好みの素材と交換できれば良いですが、好みの商品が無かった場合取り寄せも出来ますのでベルト交換をお考えのお客様お気軽にブローチ時計修理工房に足をお運びください。
いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。
今回は時計の裏蓋を開けると出てくるパッキンについてご紹介します。
皆様はパッキンがどんな物か、どのような役割をするかご存知ですか?
パッキンとは?
写真に載っているのがパッキンです。
パッキンの役割についてご説明します。
パッキンとは、腕時計の防水性能を保つための部品です。
ケースと裏蓋などの部品と部品の隙間を塞ぎ、水が腕時計の内部に入らないようにする役割を持っています。
素材はゴム製のものが多く、隙間を密閉性するようにセットされます。
時計の電池交換を行う際、パッキン交換をオススメいたします。
理由は電池交換を行うには裏蓋を開けなければなりません。
裏蓋の周りに多くのパッキンは取り付けられていますが、一度裏蓋を開けるとパッキンが元通りの形に戻らい為、放置しておくと外から水を侵入させていまう危険性があるからです。
パッキンの種類は他にも、プラスチック製のものもあります。
シンプルな作りのパッキンですが、その種類は多くあり、パッキンの太さや大きさ、形など、その時計にピッタリ合うものが使用されます。
また、ケース側に取り付けるものや裏蓋側に取り付けるものなど、タイプも様々です。
またテフロンパッキンといって正規店などで取り扱われており、多くの頻度で交換しなくても良いパッキンもございます。
パッキンが劣化することは時計の故障に繋がります。
腕時計を使っていて、水に浸けたことはないのにガラスの内側が曇るようになったということはありませんか?
そういったことが起こる場合は、パッキンの劣化が原因になっている可能性があります。
温度や湿度などの影響で、パッキンの弾力性が変化してしまうことがあります。
また、年数が経つとどうしても劣化してしまいます。繰り返し使った輪ゴムが硬くなってしまうのと同じように、パッキンのゴムもずっと使っているものは弾力性がなくなってきてしまいます。
パッキンが劣化すると、時計の防水性能の低下してしまいます。
また、防水性能が保てなくなると、時計の内部に水や汚れが侵入し、それが部品のサビや故障の原因につながってしまうこともあります。
防水効果を保つために出来ること
1・入浴中はつけない
入浴中の腕時計の着用は、パッキンの劣化を早める可能性があります。
特にゴム製のパッキンは、石鹸や温泉などの成分で変質し、弾力性がなくなってしまう恐れがあります。
また、パッキンはもちろん、金属製の他の部品の変色や腐食にもつながるので、防水時計であっても入浴やサウナの際につけるのはやめましょう。
2・濡れたままにしない
水や汗がついたときは、放置せずにすぐに対処しましょう。
基本的には、やわらかい布でよく拭いて、その後風通しの良い場所に置いておきます。
ガラスの内側が曇ったり水滴がついたりしてなかなか乾かないという場合は、内部まで水が入り込んでしまっていることが考えられるので、修理の専門店に持ち込んで見てもらいましょう。
パッキンの交換がとても大事です。
パッキンの劣化の度合いや年数は、腕時計を使用する環境やものによっても違ってきますが、やはり大切なのは定期的なメンテナンス、交換です。
パッキンの劣化は普段腕時計を使用している分には分からないものなので、定期的なメンテナンスが大切になってきます。
電池交換と一緒であればお時間もさほどかからず、定期的な手入れができ、パッキンの劣化を防いで腕時計の防水性能を保つこともできます。
パッキン交換作業、料金
作業時間:5分程
料金:550円(税込み)
パッキン交換、電池交換をお考えのお客様は是非、お気軽にブローチ時計修理工房までお立ち寄りください!
いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。
今回は時計のムーヴメントについてご紹介します。
皆様はムーヴメントをご存知ですか?
時計には電池やゼンマイを動力として稼働するものがあります。
ムーブメントとは
ムーブメントは時計の駆動をつかさどる内部機構です。
ファッションアイテムでもある時計は外装(デザインの良さ)にばかり目が行きがちですが、内部機構であるムーブメントも時計を楽しむ上で重要なポイントとなります。
どのようなパーツが使われていて、どのような機能を持つのかはムーブメントによって大きく異なり、デザインだけでなくどのムーブメントを選ぶのかも時計選びの醍醐味となります。
3つのムーヴメントをこれからご紹介します。
機械式時計
機械式時計の針を動かすには、まずぜんまいを巻きあげる必要があります。
巻きあげられたぜんまいが元に戻ろうとしてほどける際に、エネルギーが生まれます。
そのエネルギーを利用して、振り子の原理を働かせることで一定の周期で時を刻み続けることができるのです。
機械式時計は手巻式と自動巻式がございます。
1・手巻式時計
手巻式はパーツが少ないためパーツ同士の摩耗が少なく、機械式時計に欠かせないメンテナンスコストを抑えることができます。
また、おもりとなるローターもないため、衝撃に強いといったメリットもあります。
オーバーホール代を少しでも安くしたいという方は、手巻式時計がオススメです。
2・自動巻時計
機械式のムーブメントに内蔵されたローターと呼ばれる半円形の金属部品が時計を装着した腕の日常動作によって自然に回転し、歯車に動きが伝わることで自動的にぜんまいを巻き上げてくれるのです。
自動巻式腕時計のことをオートマチック(automatic)と呼ぶこともあります。
毎日同じ時間に時計のりゅうずを巻くのは煩わしいと思っている方にオススメです。
身に着けていれば針が止まることはなく、身に着けていない時もワインディングマシーンなどを活用するなどの方法があります。
3・クオーツ式時計
クオーツとは電池を動力として動く時計を言います。
1秒間に数万回の振動数を実現する水晶振動を用いています。
ですので機械式の2つの時計とは異なった時計です。
クオーツの時計をご存知の方が多いと思います。
毎日時計を使用する方にはオススメもムーブメントです。
いかがでしたでしょうか?
今回の紹介で皆様に時計のムーヴメントに興味を持っていただければ嬉しく思います。
どのムーヴメントにもメリット、デメリットがあります。
ですのでお客様にあった時計をお持ちいただきたいと思います。
なおブローチ時計修理工房ではお客様の時計をお預かりし、
修理や洗浄、オーバーホールも行っていますので時計のことで相談・お悩みごとがあるお客様ぜひ店頭におこしください!
いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。
今回はアンティークウォッチについてご紹介します。
皆様はアンティークウォッチをご存知ですか?
アンティークウォッチのことが分からない方でもこのブログを見て、知っていただければ嬉しく思います。
アンティークウォッチとは
アンティークウォッチとは、一般的にはクォーツ時計が誕生する1970年代以前に製作された時計を指します。
そのほとんどが手巻、もしくは自動巻のムーヴメントを搭載した機械式時計となります。
機械式時計には、その時代の最先端技術・デザインが集約されています。
優れた時計職人の手によって一本一本丁寧に組み立てられ、何世代にも渡って受け継がれる事を前提に作られたアンティークウォッチは、メンテナンス次第で半永久的に使用できるのも魅力の一つです。
アンティークウォッチは現行品にはないその当時の時代背景が想起される個性的なデザイン、職人が手間をかけて手作りをしていた時代ならではの温かみと味わいが魅力的です。
その個体の年代が古ければ古いほど現存している数も少なくなることから、人と被る心配がないのもアンティークウォッチを選ぶメリットです。
大量生産の時代には見られない、高い技術と信じられないほどの手間を掛けて生み出された、 古き良き機械式時計です。
アンティークウォッチのコンディション・精度について
アンティークウォッチははいずれも永い年月を経たものとなります。
時計がそれぞれ異なる時間を過ごして現在に至るため、そのコンディションは一様ではありませんが、コンディションの良いものを厳選、 さらに製造当時の精度を再現すべく整備しております。
アンティークウォッチの巻き方
通常リューズを上に巻くとゼンマイが巻かれます。
その際、リューズから手を離さず下に空回りもさせるように上下にリューズを回してください。
上下に巻くことがゼンマイに余計な負担をかけない巻き方です。
手巻き式時計の場合1日1回できるだけ決まった時間帯に巻取りまで巻いてください。
1日に2回も3回も巻いてしまいますと、ゼンマイに癖がつき1日持たなくなってしまいます。
自動巻式時計の場合毎日ご使用頂くのであれば手で巻く事がなくても時計は動きますが、
時計が止まった状態からのご使用の場合、補助的に手巻きで20回ほど巻いてからお使い下さい。
デイト(日付)の合わせ方
デイト機能がついた時計の中には、「日付早送り機能」のついたものと、そうでないものがあります。
・日付早送り機能が付いた時計の場合
リューズが二段階に引き出せるようになっています。
最初に一段階だけ引き出した状態でリューズを回すと、デイト部分の調整が可能です。
日付と曜日、両方の表示がある時計の場合は、リューズを下(6時)方向に回すと曜日を、上(12時方向)に回すと日付を調節できる時計が多いです。
また、リューズを巻くのではなく、カチカチと押すことで日付を調整するタイプの時計もあります。
いずれのタイプの時計も、短針が9時から3時の位置にある時には日付変更を行わないでください。
日付が変わる0時の前後4時間にあたるこの時間は、時計が自動的に日付を調整しようとしているため、手動で日付変更を行うと故障の原因となります。
・日付早送り機能が付いていない時計の場合
初期のデイト機能付時計の中には、上記のような日付早送り機能がないものもあります。
その場合は、手動で時計の針を何日分が回転させて日付を調整します。
例えば、現在時計のデイトが3日を示していて、これを7日にしたい場合は、リューズを引き出した状態で12時方向に向かって4日分、針を回転させます。
この場合も、短針が9時から3時の位置にある時には日付変更を行わないよう、ご注意ください。
防水性について
アンティークウォッチは防水ケースとして開発され、販売されたものでもメンテナンスや経年劣化により防水性は落ちてしまいます。
出来るだけ水に濡らしたり、水につけたりしないようにして下さい。
あまりナイーブになる必要はありませんが、濡れたら速やかに拭いて頂くお気持ちを持ってご使用ください 。
時計はサビ・腐食が大敵ですので十分にご注意下さい。
保管場所について
時計には(耐震装置)という衝撃を吸収する装置が付いているモデルがありますが、強いショックを与えたり、落下させるようなことはしないで下さい。
時計の心臓部である天真という部品が折れ時計が止まることがあります。
もちろん交換は出来ますが交換だけでも高額ですのでご注意下さい。
オーバーホールについて
機械式時計は調子が良くても3年に1度を目安にオーバーホールをお勧めします。
機械式時計はオーバーホールを行うことによって、飛躍的に寿命(耐用年数)を伸ばすことができます。
ブローチ時計修理工房万代店でもアンティークウォッチを販売しています。
こちらの商品はどれも当店の時計師がオーバーホールを行いましたので、とても良い状態でお使いいただける時計です。
金属ブレスレットの時計はクオーツ式、残り2本の時計は手巻式時計です。
いかがでしたでしょうか?
今回のブログでアンティークウォッチに興味を持っていただければ嬉しくおもいます。
実物をご覧になりたいお客様、お気軽に店頭にお立ち寄りください。
いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。
今回は時計のオーバーホールについて作業内容をご紹介します。
皆様がお持ちの時計は定期的にオーバーホール作業を行っていますか?
オーバーホールは機械式、クオーツ式、全ての時計に必要な作業です。
オーバーホールとはオーバーホールとは、時計が正常に動くように、時計のすべての部品を分解、洗浄、組立、注油、調整、実測を行うもので、分解掃除とも呼ばれています。
電池交換や精度調整のみでは修正できない不具合のある時計や、購入から数年経過した時計に必要なメンテナンスです。
一般的にはオーバーホールに出す頻度は、機械式時計で3~5年に1度、クォーツ式で4年に1度とされていますが、過酷な使用状況の場合は短期間での点検が必要となります。
作業内容
1時計の分解
専用の工具で裏蓋を開けて、時計の原動となる機械部分を取り出します。
それぞれの細かい組まれたパーツを、歯車と心棒に分けて分解していきます。
ここで、修理箇所の原因の特定・調整箇所・交換が必要な部品を特定していきます。
2部品の洗浄・ケースブレスレットの洗浄
分解したムーブメントの部品は、専門の特殊な器材を使って、薬品で洗浄しついている古い油や汚れを洗い流していきます。 この時に、時計の動きによってでた摩耗粉もきれいに洗い流していきます。
ケース、ブレスレットは、超音波洗浄機で長年蓄積した汚れや皮脂を洗い流して綺麗にいたします。
3ムーヴメント組み立て・注油・タイミング調整
洗浄後、拡大ルーペで摩耗している部品の状態をひとつひとつ確認します。
確認後、それぞれの部品に注油しながら組み立てていきます。
オイルの種類や量、注油する箇所はそれぞれ異なるため、メーカーによって定められた基準に基づき経験値を積んだ職人が慎重に組み上げていきます。
ムーブメントを精度測定器で計測し、調整していきます。
機械式時計の精度の追求は、とてもデリケートな技術が要求されます。
4ケーシング・性能チェック
分解されていた外装部品を組み上げて、取り外していた、針や文字板を取り付けケースに収めていきます。
針回しや日付変更などの動作の確認を行います。
歯車やフックパーツの組み上げ方で、針の動きに不具合が出ることもあるので慎重に確認をしていきます。
5防水テスト・ライトニングテスト・巻上のテスト
防水試験機で防水性をチェックします。
アンティーク時計や外装の劣化、破損等がある腕時計の場合などは、防水テストを行わない場合もございます。
オートマチックワインダーに時計をかけ回転させて、時が正確に刻まれているか、ゼンマイが正常に巻上られているかなど、実測のテストを行います。
6オーバーホール完成
BROOCH時計修理工房ではこれらの厳しいテストに合格した時計だけをお客様に納品させて頂いております。
※精度テストの結果によっては、再度本体のオーバーホール、部分的なオーバーホールを行うことがございます。
その場合は、ご納期延長のご連絡をさせて頂きます。
ご了承ください。
オーバーホール作業に電池交換、パッキン交換が含まれています。
電池交換、パッキン交換をお考えのお客様はオーバーホールに出した方がお得です。
お客様の大切な時計をいつまでも使っていただきたいので、オーバーホール時期の時計や相談事がございましたらお気軽に店頭にお越しください。