歯車とカナがお互いにかみ合って動く一連の車の総体
ふつう、香箱からアンクルの間の車を指します。具体的には「二番車」「三番車」「四番車」「ガンギ車」です。ゼンマイからの回転が歯車を介するごとに回転速度は上がっていき、四番車の回転は一分でちょうど一回転するようになります。このため、スモールセコンドの時計は四番車の真に秒針が付きます。
上の写真はロレックスのキャリバー3035の輪列です。
オーバーホールの際はこの輪列を組んだ後、受けをかぶせてから各歯車のアガキを確認します。それらが終わってから注油に入り、その後振り付けへと続きます。