ソーラー時計の電池交換について
こんにちは。BROOCH時計修理工房阿佐ヶ谷店です。今回は、ソーラー時計の電池交換についてお話致します。通常の電池ですと、2年ほどで電池が切れるのですが、ソーラー時計(2次電池)の場合は10年程は電池がもちます。お持ちの時計が、ソーラー時計か分からない時は、文字盤、もしくは裏蓋にSOLARと記載があるケースが多いですので、確認してみてください。ソーラー時計の電池交換は、取り寄せが必要になるため、納期を1週間~10日頂きます。また、電池交換をされる前に太陽の光で充電をしてみてもよいかもしれません。それでも動かなかったり、秒針が2秒運針しているなど、針がおかしな動きをしている場合は電池交換が必要です。
ソーラー時計ってどんな時計?
ソーラー時計とは、太陽光や蛍光灯などの光エネルギーを動力とする太陽電池で動く時計です。ソーラー時計には光エネルギーを貯めておく二次電池が搭載されており、蓄積した光エネルギーを消費することで、夜間や光のない暗い場所でも使用できます。一般的な電池式の腕時計を長く使うには、2~3年に一度の頻度で電池を交換する必要がありますが、ソーラー腕時計は光に当てれば動作するので、10年以上は電池がもちます。
ソーラー時計使用時のポイント
充電と放電を繰り返す二次電池を使用しているため、電気が貯まっていれば故障しない限り動き続けます。ただし、油が劣化して動かなくなる場合があるので、5~6年を目処に購入したお店や修理専門店などにオーバーホールをすることをお勧めします。メンテナンスを定期的に行うことで、より長く愛用できます。ソーラー時計は充電が切れたまま放置すると、復活時にしばらく日付や時刻が合わなくなるケースがあります。気づかないうちに止まってしまうことを防ぐために、使っていなくても、机の上や窓際において、光の当たりやすいヵ所で保管をしてください。