スタッフブログ


神田店、新人スタッフのWです。
本日は出勤初日ながら、お客様の想い出や歴史の詰まったお時計を拝見し、

OH・電池交換などの対応を、先輩スタッフにお世話になりながらもお受けいたしました。
特に印象的であったのが、Hermès(エルメス)の時計で、Au750素材にダイヤモンド・パヴェが施され、豪華絢爛でありながらも品のあるお時計を、OH預かり致しました。

そのお客様のエピソードが
”落としてしまっても、警察署に届いていて、名も名乗らずに届けてくれた”
きっと、お客様が時計を大切に思うように、時計もお客様の事を大切に想っていたのかな、と思いました。時計好きの私としても、心温まるエピソードでした。


BROOCH時計修理工房では、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、オーバーホール(分解洗浄電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

 

 

電池交換の練習を始めました。

今回はスクリューバック編です。

個人的に自分や妻の腕時計の電池交換は見よう見まねで行ったことはあるのですが、専門的な道具を使って電池交換を行うのは初めてです。

電池交換作業開始

先ずは邪魔になるベルトを外してしまいます。

時計本体を時計強力保持器にセットして側開器オープナーでスクリューバックを緩めていきます。

その時に裏蓋の溝にキズがつかないようにビニールを挟んで側開器オープナーの爪を入れてスクリューバックを緩めます。

練習用の時計と言ってもやはり滑らせて裏蓋にキズをつけないように慎重に緩めて行きました。少し緊張します。
裏蓋を緩めて取り外すと時計のムーブメントが現れます。ついに腕時計の中身とご対面。
ここまで来たら電池を取り外して交換すればOK!

ボタン電池が小さい板のようなもので上から押さえられているタイプの場合、板を横にずらしてボタン電池を取り出します。


時計やムーブメントの種類によっては、電池を固定している方法が違っていて覚えることが多いなって思いました。

電池が交換出来たらパッキン交換

続いて裏蓋についているゴム製のパッキンを交換していきます。パッキンは時間経過と共に劣化してしまいますので、これからの暑い季節、汗などが裏蓋の隙間から滲んでしまう可能性が高くなってしまうそうです。
内部に水分が侵入してしまうとムーブメントが錆びてしまい大切な時計の故障へと繋がってしまうので、電池交換と一緒にこちらのパッキンも交換することをお勧めします。

パッキンにはシリコン性のグリスを付着させ、防水性能をさらに高めていきます。

パッキン交換が終わったら、ここまでと逆の工程で裏蓋やベルトを元に戻して完了です。

今回は電池交換をスクリューバックタイプ2本とスナップバックタイプ1本の練習をしました。

まだまだ少し時間はかかってしまいますが、丁寧に作業していきたいと思います。
日々練習を重ねてお客様の時計を安心してお預け頂けるよう引き続き練習していきます!
大田区、蒲田や川崎、田園調布等のエリアで時計の修理や電池交換のできるお店をお探しなら是非当店へお越しください

こんにちは、ブローチ時計修理工房神田店 新人スタッフの32です。

当店では、電池交換、オーバーホール、ベルト交換などのメンテナンス以外にも、アンティーク時計の展示販売も行っております。その時計たちも一本一本が、どのように誕生し私たちのお店にたどり着いてくれたのか。当店に来てからずっと気になっていたフレデリック・コンスタントのハートビートの歴史を、今回は皆さんと一緒にさかのぼってみたいと思います。

夫婦の思いが詰まった時計

フレデリック・コンスタントは、1988年にスイスのトネアで創業しました。スイスの高品質な腕時計を、手の届く価格で多くの人の手元に、というピーター・スタース氏とその妻であるアレッタ氏、ご夫婦の想いから誕生したブランドです。夫婦で設立されたとは、とてもかっこいいですよね!公私ともに支えあえるご夫婦なんて憧れてしまいます。そんなお二人が、30歳のころ、素晴らしいスイス製時計の数々に目を奪われましたが、まだ若いビジネスパーソンだったピーター氏とアレッタ氏にはとても高くて手が出せない代物でした。それなら、自分たちで手の届く価格のスイス製時計を作り、いろんな人に楽しんでもらいたい、と言うのが原点だそうです。デザイン・開発組立て・品質管理もすべて自社で行うマニュファクチュールブランドのフレデリック・コンスタント。本来であれば、マニュファクチュールだと高額なものが多い中、フレデリック・コンスタントには、それよりもはるかに手が届きやすい価格のモデルもあります。お二人の想いが、しっかりと現実化されている証拠ですね。

世界初のオープンダイヤル・ハートビート

1994年。時計内部の動きが、文字盤から見ることが出来る世界初のオープンダイヤルウォッチ【ハートビート】が、フレデリック・コンスタントから誕生します。私、32は、時計の心臓部にあたるテンプ部分が見えるモデルが大好きなんですが、そのモデルを世界で初めて誕生させたのがフレデリック・コンスタントだったんです!!これはいつか手に入れなくては。。。100年経っていないブランドは、若いと言われるスイス時計業界で創業からわずか6年でこのモデルを世に発表し、送り出します。業界に衝撃を与えたのは言うまでもないでしょう。そこからさらに革新を進め、約30種類の自社ムーブメントを発表し、2016年には日本のシチズン時計の傘下に入りました。これからも素敵な時計が生まれていくのは、もちろんのことですが、そんなフレデリック・コンスタントの礎の一部であるハートビート、是非一度、当店で直にご覧いただければと思います。

 

 

BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

こんにちは、ブローチ時計修理工房 神田店の新人スタッフ 32です。

【CK】というロゴを一度も見たことが無いという方は、少ないのではないでしょうか。若者が一度は憧れるブランド・CalvinKlein。ファッションブランドとして名をはせたこのブランドも時計を扱っています。私もまだ勤め始めてから日は浅いですが、何度かCalvinKleinの時計をお持ちになるオーナー様とお会いしました。クリーンでミニマルが魅力のCalvinKleinの時計について、本日は紐解きたいと思います。

高級ブランドから手の届くハイセンスなブランドへ

1968年にニューヨークで誕生した、アメリカファッションブランドのCalvinKlein。その創設者であるカルバン・クラインは、1942年、アメリカはニューヨークのブロンクスに生まれました。物心ついた時には服のデザインや裁縫に関心があったようで、彼の進むべき道はこの頃には定まっていたように思います。その後、大学でデザインの道へ本格的に進み、卒業後アパレルメーカーでの勤務などを経て、あの有名な【CalvinKlein】を誕生させました。誕生当初は、ホテル内の小さなブティックでドレス3着とコート6点のみというだいぶ挑戦的なラインナップ数で販売していました。ですが、そこにたまたま通りがかった、当時のニューヨークの高級百貨店の商品部長 ドン・ポブライエンの目に留まり、まだ無名だったカルバン・クラインに5万ドルという巨額のオーダーをかけ、それをきっかけに彼の運命は、大きく動き始めたのでした。

身体の一部であり、自己表現するアイテムのひとつ

カルバンクラインの時計修理はブローチ時計修理工房へ!

1970年以降は、さまざまな商品展開をしていき、今現在のように洋服、香水、アンダーウエア、メガネなど身に着けるものすべてを扱うようになっていきました。そんななか1997年、カルバンクライン ウォッチが誕生します。スイス最大の時計企業グループ【スウォッチ グループ】とともに設立し、それまではなかった独自性のあるデザインと信用性の高い、スイスの業界最大手 ETA社のムーブメントを組み合わせた腕時計を誕生させました。現在、スォッチグループ全体のクリエイティブ・ディレクターを務めているカルロ・ジョルダネッティ氏は、あるインタビューでこう答えていました。

「若さというのはマインドの問題。パスポートの年齢と心の年齢は違いますからね。腕時計は小さなアイテムですが、パーソナリティを映し出す鏡でもある。身体の一部であり、自分自身の表現だと思う。そう、腕時計ひとつで若々しさも表現できるのです。」(インタビュー記事より引用

 

BROOCH時計修理工房 神田店の外観

BROOCH時計修理工房では、腕時計の電池交換、パッキン交換だけでなく、オーバーホール(分解掃除)ポリッシュ加工(外装磨き)、コマ調整、バネ交換、ベルト交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。

ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。

新潟では、30℃越えの真夏日で店頭の前でも暑さ対策にハンディ扇風機や同じバスセンター2階にあるレモネード屋さんのレモネード片手に歩いてらっしゃるかたもいたりと、夏の到来を思わせるようなそんな日となっております。

今回は珍しい時計でもあるクレイジーアワーズ式の時計の機構とお預かりした時計をご紹介させていただきます

クレイジーアワーズとは


クレイジーアワーズは、スイスが生んだ天才時計師フランクミュラーが考案した時計となります。時計の意匠だけではなく、時間という概念を再構築した時計でも有名となっています。この時計は過去に存在したジャンピングアワーという機構を応用して作られており、この機構は、針ではなく、文字盤に開けられた小窓に、小文字盤を1時間に1コマずつずらして時刻を表示する機構となっています。

いわゆるデジタル表示の先駆けとなった機構でもあり、この機構を活かして「時間は連続的に表示されるもの」という概念を破壊し、跳躍する針によって時刻を表示させるという全く新しい概念を生み出しました!

最大の特徴は、1~12までのインデックスがバラバラに配置されており、そもそも自然数の順番で並んでおらず、この段階でも十分奇抜な時計なのですが、時針が4つ飛ばしでジャンプするようになっており、直感的に時刻が判断できないまさしく「クレイジーアワー(狂った時間)」を体現しています。

当店でお預かりしたクレイジーアワーズ式の時計をご紹介!


今回はオーバーホールでお預かりしたクレイジーアワー式の時計の写真と共に機構を簡潔ではありますがご紹介させていただきます!

この写真のように、数字が通常の並びとは完全に異なり、それぞれの時刻の次の時刻はこの時計の場合4つ先に存在しているという規則性の基、配置されています。

オレンジ色の丸で囲まれた4つだけ歯が付いた歯車が、時針の動きを制御する黄色の丸で囲まれた歯車を押し出すことで、4つ分しか歯車は回転せず、時針は4つ分飛んで表示されるという仕組みになっています!


こちらは当店でお預かりした、フランクミュラーのクレイジーアワーズとなります!文字盤以外にも数字がちりばめられており、規則じみた時間というよりは混沌とした時間を表現しているようにも感じます!

そして、フランクミュラーの時計と言えば、裏蓋には複雑機構時計の担い手としての自負を記した、”Master of complications”の刻印がされているのもとくちょうですよね。他を圧倒する創造力と技術力を持ち合わせているからこそできることかもしれませんね。

 

当店では、クレイジーアワーズのオーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。もしクレイジーアワーズの時計でお困りごとがあれば是非当店までお越しください。

〒950-0088 新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 シティバスセンタービル 2F

新潟での時計修理はブローチへ


BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
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