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パワーリザーブとは?ゼンマイ交換はBROOCH時計修理工房へ

機械式時計は”自動巻き”と”手巻き”に分けられますが、どちらも巻き上がった主ぜんまいが元の状態にほどける力を駆動力として針を運針しています。一度完全に主ぜんまいを巻き上げた状態から放置して時計が止まるまでの駆動時間を、パワーリザーブと呼びます。したがってこのパワーリザーブが長ければ長いほど、ぜんまいを巻く操作をせずとも時計が止まる心配は少なくなります。

パワーリザーブの仕組み

BROOCH時計修理工房_ゼンマイ

手巻き式時計は、リューズを巻きあげることで主ゼンマイは中心にどんどん巻き付けられ、最終的にそれ以上巻けなくなる状態(巻きどまり)になると、リューズを進めることが出来なくなります。そして、巻き上げられたゼンマイは輪列機構・脱進機といった機構を通り、少しづつ解かれることで、止まることなく動き続けることができます。

パワーリザーブが落ちてきたのはなぜ?時計修理オーバーホール時計電池交換をするならBROOCH時計修理工房 PANERAI OP6728のゼンマイ交換

ゼンマイを巻き上げたがパワーリザーブが短かった場合は、歯車などの油が切れて、部品同士が磨耗し、巻き上げ効率が悪くなっている可能性が高いです。そういった場合は、オーバーホールといった作業が必要になり、注油してパーツの動きをスムーズにしなければなりません。また、長い間時計を使っていないと油が固くなり、駆動時間が短くなることもあります。この場合も新しい油の交換が必要です。(写真_PANERAIOP6728のゼンマイ交換)

時計の電池と定期的なメンテナンスの時期

こんにちは。間もなくご家庭やビジネスシーンにおいても年末年始に向けた準備に本腰を入れ始める頃合いでしょうか?
そして訪れるクリスマスには、時計のプレゼントを視野に入れている方も多くいらっしゃることと思います。

プレゼントの瞬間が華やかになるようなものであったり、実用性を備えつつも美しさを重視したり、プライベートをより充実させるようなものを迷いながらお選び頂くことでしょうか。

そうした贈り物の時計を、相手が喜んでもらえると贈り主も嬉しくなり、より一層の特別な日として記念に残るものになります。
贈られた品物と刻まれる時と共に重ねた年月に合わせて、プレゼントの時計への愛着もますます深まることかと存じます。

特別で大切な時計ですから、年数を重ねる中でも長く愛用していたいですよね。

そのためにはメンテナンスが欠かせなくなりますが、時計の内部はとても繊細で少しでも扱いを誤ると簡単に壊れてしまいます。
外気や腕に密着していることで生じる汗による湿気以外にも、内部を守るために気を付けたいのは、時計内部にある電池です。

時計の電池交換のことならブローチ時計修理工房にお任せ下さい。

電池にも寿命があり一般的によく見られるアナログ式で秒針のある3針腕時計の電池の寿命が2~3年、2針で1~2年ほどといわれています。
もちろん電池その物のタイプや、時計自体にも電池を動力としていないものも多くありますので目安の一つとはなってしまいますが、
暫く保管していた時計の電池が気づかないうちに寿命を迎えているといったことも大変よくあるケースで注意が必要です。

電池が切れた状態でそのままにしていると電池の液漏れが発生し、繊細な時計の内部に広がり、最悪の場合どんな対処をしても2度と動かなくなってしまいます。

そうならないためにも、購入してから一度も電池交換していない、最後に電池を交換してから1~2年経って気になり始めている、
そのようなお気づきがございましたらぜひブローチ時計修理工房へお持ちください。

 

電池交換と併せてバンド交換も行うことが可能です。


電池交換はもちろん、電池交換の際に内部を見て時計の寿命を脅かすような要因があればお客様にお伝えいたします。

内部の状態に応じてパッキンの交換や、オーバーホール(分解洗浄)、また外装に関してのメンテナンスのご相談にも応じることが可能です。

二人で過ごす時間が多くなれば、再びプレゼントに時計をお選びいただいたり、新しく増えた家族へのプレゼントの機会も出てくることかと思います。

特別なプレゼントの機会に多く恵まれているクリスマス、ぜひ「あの贈り物の時計はどれくらい経ったかな…。」と思いますシーズンにもなることかと思います。
そして少しでも気になることがございましたら、東京都内では阿佐ヶ谷店蒲田店神田店とお店がございますので、ご相談のみでもぜひお立ち寄りくださいませ。

腕時計の防水機能低下の原因のひとつは裏蓋パッキンの劣化です



こんにちは東京大田区蒲田西口のBROOCH(ブローチ)時計宝石修理工房のTです。
最近の夜はコートなしでは辛い寒さになりましたね。蒲田西口を歩く人の装いも冬装備に変わりつつあり、2021年も年末に向けて寒さと併せて体調管理のために乾燥にも注意したい季節となり、風邪予防など一層注意しなければならない厄介な季節です。
湿度や湿気、乾燥などといった人にとって厄介な変化は、お手元にある大切な腕時計にとっても天敵と言って良いほど厄介なものなのです。日常で愛用している腕時計はもちろん、しばらく着けていない腕時計や電池が止まったままの腕時計がございましたら、人間と同じく定期メンテナンスが必要です。
例えば、夏の間着けてしばらく着けていない腕時計や、大切に保管されている時計なども是非2021年の年末を迎え、大掃除などをされるタイミングなどで見ていただき、電池交換やオーバーホール(分解掃除)などの定期メンテナンスを考えていただければと思います。
上の写真は先日電池交換修理にお持ち込みをいただきましたエンジェルハートの腕時計です。
裏蓋を開けると内部にぐるっと白いシリコン製のゴムのようなものがございます。こちらが腕時計の裏ぶたパッキンです。腕時計の裏蓋パッキンは防水機能を保つための重要な役割を担うパーツです。
ゴムのような性質を持つため、経年劣化や電池交換時と他時計修理時に行う時計の裏蓋の開閉作業の度に形状が変化・硬化し、時計内部と裏ぶたの間に隙間が出来てしまい、水入りしやすい状態になってしまいます。
水入りを放置すると時計内部や文字盤と風防に曇りがでてしまい、時計表面の文字盤や針、インデックスや時計内部の錆びや変色が見られ、最悪大切な時計が故障し、修理できなくなる可能性もございます。

ブローチ時計修理工房では、大切な腕時計の裏蓋を開き、行う電池の交換に併せて、パッキンの交換を行うことが出来ます。角型や平たい特殊な形のパッキンにも対応可能ですので、是非これからも永く安心して時計をご使用されたい方にはオススメです。
大切な時計は、オーバーホール(分解掃除)や外装磨き(ケース・ブレスレットポリッシュ)等も診断のうえ併せて行うことが出来ます。オーバーホールの基本的なお見積もりは無料でございます。
大切な腕時計を何世代先へも継承し、大切に受け継ぎ、永くお使いいただける可能性も高まります。先ずはご相談からでも、お気軽にお問合せ下さい。

こんにちは!BROOCH時計修理工房蒲田店です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

本日はオーバーホールについてお話いたします。

~まず、オーバーホールとは?~


時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。
クォーツ
時計は油の状態が悪いままお使いになっても一旦は問題はりませんが、時計が駆動するのに多くの電力を消費するので、通常2年以上は持つはずの電池が1年や半年で切れてしまったり、内部の歯車に負担がかかっていることも少なくないため、摩耗パーツが通常よりも早くダメになってしまう可能性があるなどの問題点があります。油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。部品が破損した場合交換しなければならないため、通常料金に部品代が加わってしまいます。

~オーバーホールの相談ならBrooch時計修理工房へ~



お客様に時計を長い間、より良い状態で時計をお使いいただくために無料でオーバーホールのご相談を受け付けております。

例えばお客様の時計で、時間がズレる・電池交換をしたが時計が止まった・ガラス(風防)が曇ることがある・長年使っていない時計をまた使いたいといったお客様もたくさんいられると思います。

そういったお客様には無料で中の状態を確認し、油の状態、部品の破損を確認いたします。(基本は即日対応のもののみ、中の機械を分解しないと分からないもの、メーカーだしが必要なものは見積り料金をいただいております)

時計の気になる症状をお聞きすればその場で大体の料金、納期をお伝えすることができます。
オーバーホールを検討しているお客様・気になる症状があるお客様は是非当店にお越しください!





こんにちは!BROOCH時計修理工房蒲田店です。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

今回は時計修理を行う前の問診について説明させていただきます!お客様から時計をお預かりをする前に問診をさせていただいているのですが、どんな意味があるのか今回はお話していきます。
まずは問診とは何なのかについてお話します。問診とは、お客様の大事な時計をお預かりする前に購入年数や電池交換・オーバーホール歴、止まった日にちなどを質問し時計の体調(状態)をチェックすることです。そうすることで、止まってしまった原因が大体わかってきます。

例えば、電池が止まってから2年放置している時計をお預かりするとします。この場合は、漏液を起こしている可能性が高いです。電池交換を行ったが時計が動かない場合は、通常だと他の原因を探さないといけません。ですが問診を行うことで、漏液により中の機械が錆びてしまっているのではないかといった原因が考えられます。

ですので、時計修理でお預かりする前は、作業を円滑に進める為・より良い状態でお客様に時計をお返しする為に問診を行っております!

問診は必要のない作業にも見えますが実は大事な作業の一つです!

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