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ブローチ 時計修理工房 神田店 内装

BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。
皆様、欲しい腕時計はありますでしょうか。私は専らグランドセイコー(Grand Seiko)が欲しいなと思っております。
グランドセイコーは、日本が世界に誇る高級腕時計ブランドですからね、一度は手にしてみたいものです。
今回はそんなグランドセイコーの魅力を、デザインと機械に分けて、ご紹介いたします。それでは見ていきましょう!

グランドセイコーとは

グランドセイコー9f62のフェイスグランドセイコーとは、日本の腕時計メーカーのセイコーウオッチが所有する高級腕時計ブランドのひとつです。
部品生産から組み立てまで一貫して日本国内で製造されています。機械式、クオーツ式だけでなく、独自のスプリングドライブとそれぞれの機構を心臓部に与えながら、高い完成度の時計を世に放ってきました。
2017年にセイコーから独立化を果たしたグランドセイコーは、国内最高峰に留まらず、世界から注目を浴びるブランドとなります。
近年では、2021年、キャリバー9SA5を搭載するグランドセイコーのレギュラーモデル「SLGH005」“白樺モデル”が、2021年度ジュネーブ時計グランプリ(Grand Prix d‘Horlogerie de Genève 以下GPHG)において「メンズウォッチ」部門賞(Men’s Watch Prize)を受賞するという快挙を遂げました。また「SLGH005」は、日本においてもグッドデザイン賞を受賞しており、今作およびグランドセイコーが国内外でさらに注目度が高まっていることが伺えます。

デザイン性

グランドセイコー(Grand Seiko)の修理はブローチ時計修理工房神田店へ

グランドセイコーは、デザインへのこだわりも強いです。私が大好きなデザインは、針です。
ドルフィン針と呼ばれる針は、根元から先にかけてだんだん細くなり、先端は尖った形をしています。バーインデックスとドルフィン針というドレッシーなフェイスは、グランドセイコーの多くのモデルに用いられています。
視認性が優れているだけでなく、エレガントで上品、そしてクラシカルな印象を持ちませんか?

ムーブメント

グランドセイコー(Grand Seiko)の修理はブローチ時計修理工房神田店へ

最後のグランドセイコーの魅力は、時計の中のムーブメントです。
こちらはクオーツ式(電池式)時計のムーブメントで、9Fクオーツと呼ばれています。
9Fクオーツとは、セイコー社が開発した最高級クオーツ時計ムーブメントで、1988年に誕生しました。年差±10秒という非常に高精度を始め、9Fクオーツでしか実現できない機能がいくつも備わっています。グランドセイコーは「ただ薄くて軽いムーブメント」というクオーツの従来の概念を覆したのです。

今回紹介したクオーツ式だけでなく、機械式やスプリングドライブのムーブメントも同様です。9Sメカニカル、9Rスプリングドライブと呼ばれるムーブメントは、世界最高峰の性能を誇るムーブメントで、これらを搭載しているのがグランドセイコーです。

時計修理はBROOCH時計修理工房へご相談ください

ブローチ時計修理工房 神田店 外装

いかがでしたでしょうか。今回は、グランドセイコーの魅力をご紹介しました。
グランドセイコーの歴史、デザイン、ムーブメント、知れば知るほど欲しくなってしまいますね。これだ!という1本をいつか手にしたいと思います。

当店では、グランドセイコーの修理を承っております。お店には技術師が在中しておりますので、ご相談だけでも承っております。
その他時計に関するお困り事がございましたら、ブローチ時計修理工房神田店までお問い合わせください。
お待ちしております。

こんにちは!ブローチ時計修理工房神田店です!今日はまたまた日本のブランド②CITIZEN(シチズン)の続きで二大企業ほどの規模はないのですが、手にしやすい価格で魅力的なモデルの多いオリエントについてお話したいと思います。

オリエント(ORIENT 1950)  

オリエントは現在ではセイコーエプソンの1ブランドとなっています。1950(昭和25)年に多摩計器として創業します。東洋時計製作所(1920年設立)日野工場を借りて腕時計の生産を開始し、翌51年にオリエント時計に商号を変更しました。今日もブランド名として残る”オリエントスター”をはじめ、穴石と受け石を100個も用いた”グランプリ100”や”万年カレンダー”といった個性的なモデルを次々に発表していきます。クオーツ式が世を席巻した後も、81年に羽後時計精密、86年に秋田オリエント精密(共に現・秋田エプソン)を設立し、機械式を作り続けてきました。2017年にセイコーエプソンに統合され、会社としてのオリエント時計はなくなりましたが、オリエントオリエントスターの2大ブランドは今も健在です。5万円以下で買えるモデルが豊富なオリエントは、機械式入門に最適です!オリエントのRN-SP0002Sのモデルなんかはさわやかなホワイトダイアルがビジネスシーンでも活躍しそうで良さげですね!新入社員のみなさまでもお小遣いで買えるんではないでしょうか。

パワーリザーブ機構を修理するならブローチ時計修理工房
オリエント修理事例



今回ご紹介のオリエント
はもちろんのこと、ロレックス、オメガなどの海外ブランド、腕時計のメンテナンスショップをお探しならぜひブローチ時計修理工房におかませください。【電池交換】や【オーバーホール】、【研磨(ポリッシュ)】【ベルト交換】など、腕時計修理全般を承っております。他店で断られた腕時計もお気軽にご相談ください。

ブローチ 時計修理工房 神田店 内装

BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。
皆様、腕時計のインデックスが取れてしまったことはありますでしょうか?
インデックスとは、時計のお顔である文字盤に配置された、数字、目盛りのことです。他にもロゴや針が取れてしまっている時計もよく見ますね。
そんなインデックスですが、なぜ取れてしまうのでしょうか。
今回は、インデックスが取れる原因2つと、取れたらどのように対応すればいいのかをご紹介いたします!

インデックスが取れる原因3つ

DAKS(ダックス)GDG-892 の腕時計のフェイス

インデックスが取れる原因は主に2つです。それは、「衝撃」と「湿気」です。経年劣化による接着剤の劣化もありますが、上記2つは特に気を付けることができるので、そちらを紹介いたします。

まず1つ目の「衝撃」、これが1番多いのではないでしょうか。落としてしまった、ぶつけてしまったときに時計を見たら、あっ、という話は頻繁に耳にします。
落としてしまうと、インデックスだけでなく、外装にキズが付きますし、中の機械にも悪い影響を及ぼします。ゼンマイがひげがらみを起こしていたり、必要箇所に注油された油が飛び散ってしまっていたり。
落としてしまった時計は、必ずオーバーホールしていただきたいです。深い傷は磨ききれませんが、ポリッシュもオススメです。

2つ目は「湿気」です。時計の内部に水や湿気が侵入してしまうと良いことは何ひとつありません。
水や湿気が入ると、インデックスや文字盤に錆、腐食が起きてしまったり、接着剤の劣化が進行したりします。それによって取れやすく、剥がれやすくなってしまうと考えられます。
こちらも落とした時同様、中の機械にも悪い影響を及ぼします。水分が侵入してしまった時計は、必ずオーバーホールをしていただきたいです。乾燥作業をする必要があるため、一刻も早く時計屋さんへお持ちください。

全てに共通して言えることは、丁寧に使っていただくことが最大の予防になるということです。万が一落としてしまったり、時計内部に水が入ってしまった場合には、早めにオーバーホールをしていただけたらと思います。

インデックスが取れた時の対応

Burberry(バーバリー)の腕時計のインデックス修理前(正面)

もしこれを見てくださっている方で、インデックスが取れてしまった時計がございましたら、なるべく早く針の動きを止めてください。針を止めておかないと、取れたインデックスを引きづってしまう可能性が高まるからです。そして、文字盤・針・インデックスを傷つけてしまい、取り返しのつかないことになってしまいます。
電池式でしたらリューズを引くと秒針が止まります(機械式も基本止まりますが、止まらないものもあります)。しかし、リューズを引いている状態というのもまた決して時計によくありません。というのも、リューズを引いていると密閉性が無くなり、中の機械にホコリや湿気が出入りすることを容易に許してしまうからです。
インデックスが取れた場合には、針を止めて、時計を綺麗な袋と箱に包み、一刻も早く時計屋さんにお持ちください。

インデックス修理事例

DAKS(ダックス)GDG-892 の腕時計のインデックス

以下のリンクより、実際にインデックスの取り付けを行った修理事例がございます。是非御覧ください。

①:Burberry(バーバリー)の腕時計のインデックス修理

②:DAKS(ダックス)GDG-892 の腕時計のインデックス修理

時計修理はBROOCH時計修理工房へご相談ください

ブローチ時計修理工房 神田店 外装

いかがでしたでしょうか。今回は、インデックスが取れる原因3つと、取れたらどのように対応すればいいのかをご紹介しました。
普段気にしていなかった方も多いと思いますが、この機会にお持ちの時計のインデックスを見てみてください。

当店では、インデックス修理を承っております。お店には技術師が在中しておりますので、ご相談だけでも承っております。
その他時計に関するお困り事がございましたら、ブローチ時計修理工房神田店までお問い合わせください。
お待ちしております。

神田店の外観
こんにちは。ブローチ時計修理工房神田店です!今日はスイスの時計業界用語①の続きで業態に関する用語について書いていきます。

業態に関する用語

「マニュファクチュール」(manufacture)  
原意は世界史で習った「工場制手工業」。時計業界では手工業に限らず「ムーヴメントを自社で開発製造できるブランド」、つまり「他社製エボーシュに依存しないブランド」をこう呼びます。パテックフィリップなどが最たる例ですね。
◉「エタブリスール」(établisseur)  
辞書的意味は「創立者」。時計業界では部品を集めてエボーシュやムーブメントを組み立てる「組立専門業者」を指す言葉でしたが、最近では「他社製エボーシュを用いるブランド」という意味で、主にマニュファクチュールとの対比で使われます。ちなみに部品の組立を意味する「エタブリサージュ」( établissage)は時計業界が生んだ用語。

ETAムーブメント
時計マニアの中には、自社製ムーブメントを含めて、螺子の1本から自社でつくる「マニュファクチュール」信奉者が多く、彼らには評判が悪い。エタのムーブメントをポンと入れれば出来上がりと皮肉って「エタポン」なる言葉まであるようです(汗)。しかし、時計専門雑誌では、自社製ムーブメントでは開発コストや自社分のみの生産なので製造コストが嵩んで時計自体が高価格になる上に、定評ある ETA社製ムーブメントは信頼性が高いことや保守費用も経済的なので、評価する声も多いそう。
◉「テルミヌール」(termineur)  
直訳すれば「末端業者」で、さまざまな業者の要望に応えて「部品を集める業者」のこと。集める作業は「テルミナージュ」(terminage)。どちらも水平分業が進んだスイス時計業界ならではの用語といえるでしょう。
◉「キャビノティエ」(cabinotier)
かつて「ジュネーヴの時計師」は自らをこう呼びました。彼らの多くが屋根裏部屋(cabinet)を工房にしていたことに由来。カルヴァンの宗教改革により 1536年に共和国として独立したジュネーヴの職人の、意識と教養とプライドの高さを象徴する言葉です。これも仏和辞典には見当たりませんが、腕時計のモデル名などではたまに目にします。日本の住宅事情だと屋根裏部屋とかはあまりなさそうですけど、確かに外国は映画とかアニメとかでもちょいちょいそうゆう場面が出てくるので多いんですかね。。意外なところにも想像力が掻き立てられますね!


機械式時計やクォーツ式時計、そのほかの時計でもお困りのことがあれば、お気軽にブローチ時計修理工房までお問い合わせください!時計の電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、オーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理を承っております。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、是非一度ご相談だけでも構いませんのでお持ちください。

ブローチ 時計修理工房 神田店 内装

BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。
皆様、腕時計の金属ブレスのコマ調整をしたことはございますでしょうか?
久しぶりに着けてみたら緩かった、きつかったので、時計屋さんでコマの調整をしたことがあるよ!という方もいらっしゃると思います。
そんなコマ調整ですが、実はいくつか種類がございます。コマの連結にはいくつか種類がある、と言った方が正確かもしれません。
そこで今回は、腕時計のメタルバンドの調整方法(コマ連結の種類)を5つご紹介します!

ネジ式

カルティエ(Cartier)パシャ の修理はブローチ時計修理工房神田店へ

こちらははカルティエ パシャのコマ調整をした時の写真です。
ネジ式と呼ばれるもので、その名の通り、片側がねじになっている棒があり、それがコマとコマの連結を果たしているタイプのものになります。
両ネジと呼ばれ、両側がネジになっているものもありますね。

以下に詳細な修理事例が掲載されています。是非御覧ください。

修理事例:カルティエ(Cartier)パシャ のコマ調整

ピンパイプ式

ハミルトン(HAMILTON)の腕時計のコマ調整

こちらはハミルトン ジャズマスターのコマ調整をした時の写真です。
ピンパイプ式と呼ばれるもので、その名の通り、ピンとパイプが組み合わさってコマとコマの連結を果たしているタイプのものです。
取り付け取り外しには、ハンマーを用います。技術師目線でお話しすると、少なからず時計・バンドに衝撃を与えてしまうのが怖いところ。作業は細心の注意を払います。

修理事例:ハミルトン(HAMILTON)の腕時計のコマ調整

割れピン式

SWISS MILITARY HANOWA 6-5230 のコマ調整3

こちらはSWISS MILITARY HANOWA のコマ調整をした時の写真です。
割れピン式と呼ばれるもので、その名の通り、先が割れたピンによってコマとコマの連結を果たしているタイプです。
こちらもピンパイプ式と同様、取り付け取り外しにはハンマーを用います。

修理事例:SWISS MILITARY HANOWA の腕時計のコマ調整と電池交換

板バネ式

ALBA(アルバ)7N43-0BA0の板バネを外した写真

こちらはALBA のコマ調整をした時の写真です。
板バネ式と呼ばれるもので、金属の板バネが嚙み合ってコマとコマの連結を果たしているタイプのものです。
取り付け取り外しには、ドライバー等の先が細い工具を用います。滑ると傷をつけてしまうので慎重に作業するのがポイントです。

修理事例:ALBA(アルバ)7N43-0BA0 のコマ調整

バネ棒式

G-SHOCK(ジーショック)GST-W110D-7AJF のコマ

こちらはCASIO G-SHOCK のコマ調整をした時の写真です。
バネ棒式と呼ばれるものですが、その名の通り、バネの機能を持った棒がコマとコマの連結を果たしているタイプのものです。
個人的な感覚ですが、珍しいタイプだと思います。私はこのとき初めて見ました。

修理事例:G-SHOCK(ジーショック)GST-W110D-7AJF のコマ調整

時計修理はBROOCH時計修理工房へご相談ください

ブローチ時計修理工房 神田店 外装

いかがでしたでしょうか。今回は、腕時計のメタルバンドの調整方法(コマ連結の種類)を5つご紹介しました。
時計屋さんでもない限り、普段気にされる方は少ないと思うのですが、これを機に、お持ちの時計は何式なのかを見てみると面白いと思います。

当店ではお客様の腕時計のメタルバンドのコマ調整を承っております。お店には技術士が在中しておりますので、基本即日で対応させていただいております。ご相談だけでも承っております。
その他時計に関するお困り事がございましたら、ブローチ時計修理工房神田店までお問い合わせください。
お待ちしております。

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