こんにちは、ブローチ時計修理工房 蒲田店 32です。
私が、ここで働き始めて早3か月ほど経ちますが、まだまだ勉強の日々です。先日、タグホイヤー セルシリーズのオーバーホールのご依頼を頂きました。その際に先輩スタッフから「このシリーズのベルトは、人の背骨を模していて今はもう生産されていないが、とても人気なシリーズ」と教えていただきました。いいきっかけを頂きたので今回のブログはタグホイヤーについてにしたいと思います。タグホイヤーのホームページに載っているタグホイヤーの歴史って皆様ご覧になったことはありますか?
凄い仕掛けがあるんです!!!私 32は、大はしゃぎしてしまいました。是非、覗いてみてください!
時代の流れが必要としている時計を生み出し続けるブランド
タグホイヤーは、一昨年創業160周年を迎えた歴史ある高級時計ブランドのひとつです。「ファミリーリーダーシップ」と「技術革新」を基盤として創業当時、わずか20歳という若さでタグホイヤーの前身である「エドワード・ホイヤー・ウォッチ」を設立したドイツ系スイス人のエドワード・ホイヤーは、当時主にシルバーで懐中時計を生み出していました。その数年後、リューズによる巻き上げ機構で最初の特許を取得しました。20世紀への移行と同時に様々な分野で「技術革新」が注目され、時計業界でも更なる精密さと正確さを求めらる時代へと移り変わりました。飛行機や自動車での移動も本格的になってきたこの時代に、彼らは、ダッシュボードに取り付けられる計器や、20秒間心臓の鼓動を数えるだけで患者の心拍数が測れる医師のための時計、スポーツ競技で求められていた高精度のストップウォッチなど、時代の流れに沿ったものを生み出し続けてきました。
実体験をもとに生み出された時計
タグホイヤーで特に人気を博している【カレラ】。カレラ誕生エピソードはとても有名かもしれませんが、ご紹介したいと思います。現名誉会長である、ジャック・ホイヤー氏は、自身で参加するほどのラリー好きですが、24歳の時それは起こりました。当時参加したラリーで首位を走っていましたが、ダッシュボード内がしっかり見えなかったことが原因で3位に順位を落としてしまいます。ダッシュボードが見えないと、時間は勿論、現在の速度や走行距離も分からなくなってしまいます。ラリーの大会だけでなく、普段の車運転でも重要なところですよね。それがきっかけの一つとなり、ホイヤー社は視認性に重きを置き、「一瞬一瞬の選択で人生の勝利が決まる」の理念に忠実に、理想を追求し、必要な要素だけに絞り、視認性に優れた、とても見やすく洗礼されたカレラの文字盤が誕生しました。いまでは、プロレーシングレーサーにも愛される時計のひとつです。レースや競争という意味を持つ【カレラ】ですが、他にも経歴、道などの意味もあるそうです。
私が今回ブログにしようと思ったきっかけのセルシリーズは、1987年に誕生し、重厚感のあるケースと冒頭でも書かせていただきましたが【人間の背骨】から着想を得たデザインをブレスに取り入れた個性的なシリーズです。リンクシリーズが後継となり今も受け継がれており、どちらも今もなお愛されているシリーズです。
まだまだ、たくさんのブランドがあり、一つを開くとそこからまたシリーズ・モデルで枝分かれしていく時計の奥の深さ。
次回は、どのブランドを開こうか迷ってしまいます。みなさまが素敵な一本と出会えますように。
BROOCH時計修理工房では、タグ・ホイヤーを始め、高級腕時計のオーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
ベルト洗浄のご紹介BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店
ベルト洗浄のご紹介させて頂きます。
baby-G、STG-100のベルト洗浄を致します。およそ20年くらい何も手入れをしていない代物です。かなりホコリが溜まっているのがわかります。
ネジを外してベルトを分離させます。
ベルトの接続部分もかなり汚れが溜まっております。
ベルトをこちらの洗浄液に入れます。スイッチを入れると超音波で汚れを浮かせてくれます。
時間がたってみると水が大分濁っています。これだけの汚れを落としてくれていたのがよくわかります。その後は洗剤とブラシなどを使ってゴシゴシ洗っていきます。
そして泡を良く洗い流し、乾いたタオルで拭いて、乾かします。そしてベルトを付け直して完成です。
大分キレイになっているのがお分かりになると思います。店頭でお気軽に出来るベルト洗浄だけでもここまでキレイに仕上がります。お返しに少しお時間が必要になりますが、ポリッシュ磨きをして頂けば金具部分の光に反射した時に見える細かい傷もキレイに無くなり、ピカピカになります!やる価値ありです。どうぞご都合に合わせて、ベルト洗浄、ポリッシュ磨きお試しくださいませ。BROOCH宝石・時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
オメガシーマスターCal.552のアンティーク時計をご紹介
シーマスターは映画007の中でジェームズ・ボンドが着用
1995年以来ジェームズ・ボンドは、全登場作品でオメガのシーマスターを着用しています。また、オメガも長年に渡り特別モデルを製作してきました。なんと特別モデルは、007と半世紀以上に渡って映画のジャンルを確立した彼の足跡を称える特徴を有しています。ダニエルクレイグ氏がボンド役として登場してからは、ボンドはすべてオメガシーマスター。
1960年代後半のシーマスターをご紹介
1960年代後半のモデルでゴールドカラーのフェイスにシンプルな3針とバーインデックスが上品に時間を指し示す煌びやかなデザイン。盤面上とリューズにはオメガのロゴが表記されていて時計の持つ輝きを後押しするようなアクセントとしての存在感を示しています。
スクリューバックの裏蓋で耐水性を向上
裏蓋には現在もシーマスターの特徴となっているシーホースが刻んで描かれていてシーマスターのらしさを感じることが出来ます。スクリューバックの裏蓋は耐水性に強いことを意味していて、ここもシーマスターの歴史を実感できるポイントとなっています。(経年により生活防水程度の防水性能ととらえて下さい。)
1958年に開発の全回転自動巻きムーブメント【Cal.552】
キャリバーはCal.552という1958年に開発された全回転自動巻きムーブメントを搭載していて当時よく開発されていたチラネジの無いタイプのテンプが振れています。脱進機にスワンネック緩急針微調整機構という精度調整を行いやすい設計のうえ、24石を使用してパーツの摩耗を防いでいます。
現行品にはないサイズ感は、日本人の腕にピッタリ
金色のケースはリューズ含めず直径約34mm、厚み約11mmと現行品と比較すると一回り小ぶりで付け心地の良いサイズ感になっています。ムーブメントも赤金プレーテッドで加工され内部から外観まで美しさにこだわって製造されています。ベルトはシックなブラウンカーフレザーを装備し、ビジネス・プライベートで活躍できる仕様です。オーバーホールは未実施ですが振動数19800のムーブメントは現在も良好に稼働していて、アンティークの中でもしっかり動いている状態です。
消費税込み 132,000円
BROOCH宝石・時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
BROOCH神田店で取り扱っているROLEXカットガラスK14WGをご紹介いたします。
とても小さな盤面で華奢なデザインの時計で可愛らしいです。盤面の周りにカットガラスが施されており、宝石などを埋め込んでいるわけでもないのにキラキラと輝いております。上品で奥ゆかしい輝きです。ムーブメントは手巻き式となっております。当店で扱っているこの商品。紹介しようと調べていたのですが、同じものが見つからず、苦戦していたのですが、恐らく遠い昔に誰かがカスタマイズをして贈った物ではないかということに気がつきました。盤面は同じ物はあったのですが、チェーンが一致するものがありませんでした。当店のはチェーンがハート型になっております。当店のは裏面も文字が彫られているのに対して見つけた物は文字が彫られていませんでした。うらには”to”の文字が刻まれています。日付のような数字もあります。64年でしょうか。ハートのチェーンからみて恋人へのプレゼントかと思われます。約60年の時を得て現在も残っているなんてロマンティックですね。この考察が合っているかどうかは別としてアンティークにはこういった楽しみ方もありますね。是非ともご来店の際はアンティーク時計もご覧くださいませ。
BROOCH宝石・時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
ハイビートを代表するムーブメントとしてはゼニスが供給する【エル・プリメロ】
テンプが往復するテンポは時計によって違います。ややこしいのは、そのテンポを表すのに3種類の方式があり、しばしば混在している点です。機械式時計の脱進機は、テンプの往路と復路でそれぞれ 1回ずつガンギ車を解放します。このため時計の世界では古くから、テンプの往復回転を片道で 1振動と数える特殊な単位が使われてきました。これが第1の方式で、1秒間に何振動するかで「5振動」や「8振動」と数えることが多いのですが、 2番目の方式として1時間あたりの振動数で表すこともあり、この場合は「1万8000振動」や「2万8800振動」と数字が3600倍になります。さらに最近では、振動数の国際単位であるHzで表す第3の方式も増加。 Hzは1秒間あたりの往復振動数で表すため、5振動は2・5Hz、8振動は4Hzと、数字が半分になります。
「ハイビート」と「ロービート」
一般に8振動以上を「ハイビート」、未満を「ロービート」と呼んでいます。ハイビートを代表するムーブメントとしてはゼニスが供給する〝エル・プリメロ〟やセイコーの〝 9S85〟(共に10振動)、ロービートではユニタスが開発し現在はETAが供給する〝cal.6497-1〟(5振動)などがよく知られています。
長所と短所
文字盤の目盛をどれだけ細かく刻もうが、歯車の組み合わせで秒針の動きをどこまで細分化しようが、機械式時計が計測できる時間の最小単位はテンプの振動数を超えられず、5振動は5分の1秒、10振動は10分の1秒まで。つまり、振動数が多い方がより細かい時間まで計れるということです。さらに、振動数が増えれば天輪の回転速度も速くなって遠心力が高まるため、等時性もより安定しやすくなります。こう書くと、あらゆる点でハイビートの方が優れているように聞こえますが、振動数だけで優劣は決まらず、必ずしもそう言い切れないのが機械式時計の奥深いところですね。ハイビートには、テンプの往復回数が多い分だけエネルギーを消費して「パワーリザーブ(ゼンマイ動力の持続時間)」が短くなり、部品の摩耗も進みやすいという短所もあるのです。一方、ロービートには逆の長所と短所があるわけで、結局はどちらも一長一短。今日では精度に優れたロービートや、パワーリザーブと耐久性が改善されたハイビートも多いので、振動数だけで一概に優劣はつけられません。
もちろんBROOCH時計修理工房では、ハイビートを代表するエルプリメロやロービートの多いアンティークウォッチのオーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。