スタッフブログ

いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。

ブローチ時計修理工房万代店です

今回はアンティークウォッチについてご紹介します。
皆様はアンティークウォッチをご存知ですか?
アンティークウォッチのことが分からない方でもこのブログを見て、知っていただければ嬉しく思います。 

アンティークウォッチとは

アンティークウォッチとは、一般的にはクォーツ時計が誕生する1970年代以前に製作された時計を指します。
そのほとんどが手巻、もしくは自動巻のムーヴメントを搭載した機械式時計となります。

仕事時にアンティークウォッチをつけるのはルール違反? | MEN'S EX ONLINE |

機械式時計には、その時代の最先端技術・デザインが集約されています。
優れた時計職人の手によって一本一本丁寧に組み立てられ、何世代にも渡って受け継がれる事を前提に作られたアンティークウォッチは、メンテナンス次第で半永久的に使用できるのも魅力の一つです。
アンティークウォッチは現行品にはないその当時の時代背景が想起される個性的なデザイン、職人が手間をかけて手作りをしていた時代ならではの温かみと味わいが魅力的です。
その個体の年代が古ければ古いほど現存している数も少なくなることから、人と被る心配がないのもアンティークウォッチを選ぶメリットです。

大量生産の時代には見られない、高い技術と信じられないほどの手間を掛けて生み出された、 古き良き機械式時計です。

アンティークウォッチのコンディション・精度について

アンティークウォッチははいずれも永い年月を経たものとなります。
時計がそれぞれ異なる時間を過ごして現在に至るため、そのコンディションは一様ではありませんが、コンディションの良いものを厳選、 さらに製造当時の精度を再現すべく整備しております。

アンティークウォッチの巻き方

オメガ アンティーク 手巻き 操作方法 - YouTube

通常リューズを上に巻くとゼンマイが巻かれます。
その際、リューズから手を離さず下に空回りもさせるように上下にリューズを回してください。
上下に巻くことがゼンマイに余計な負担をかけない巻き方です。
手巻き式時計の場合1日1回できるだけ決まった時間帯に巻取りまで巻いてください。
1日に2回も3回も巻いてしまいますと、ゼンマイに癖がつき1日持たなくなってしまいます。

自動巻式時計の場合毎日ご使用頂くのであれば手で巻く事がなくても時計は動きますが、
時計が止まった状態からのご使用の場合、補助的に手巻きで20回ほど巻いてからお使い下さい。

デイト(日付)の合わせ方

デイト機能がついた時計の中には、「日付早送り機能」のついたものと、そうでないものがあります。

・日付早送り機能が付いた時計の場合
リューズが二段階に引き出せるようになっています。
最初に一段階だけ引き出した状態でリューズを回すと、デイト部分の調整が可能です。
日付と曜日、両方の表示がある時計の場合は、リューズを下(6時)方向に回すと曜日を、上(12時方向)に回すと日付を調節できる時計が多いです。
また、リューズを巻くのではなく、カチカチと押すことで日付を調整するタイプの時計もあります。
いずれのタイプの時計も、短針が9時から3時の位置にある時には日付変更を行わないでください。
日付が変わる0時の前後4時間にあたるこの時間は、時計が自動的に日付を調整しようとしているため、手動で日付変更を行うと故障の原因となります。

・日付早送り機能が付いていない時計の場合
初期のデイト機能付時計の中には、上記のような日付早送り機能がないものもあります。
その場合は、手動で時計の針を何日分が回転させて日付を調整します。
例えば、現在時計のデイトが3日を示していて、これを7日にしたい場合は、リューズを引き出した状態で12時方向に向かって4日分、針を回転させます。
この場合も、短針が9時から3時の位置にある時には日付変更を行わないよう、ご注意ください。

防水性について

アンティークウォッチは防水ケースとして開発され、販売されたものでもメンテナンスや経年劣化により防水性は落ちてしまいます。
出来るだけ水に濡らしたり、水につけたりしないようにして下さい。
あまりナイーブになる必要はありませんが、濡れたら速やかに拭いて頂くお気持ちを持ってご使用ください 。
時計はサビ・腐食が大敵ですので十分にご注意下さい。

保管場所について

時計には(耐震装置)という衝撃を吸収する装置が付いているモデルがありますが、強いショックを与えたり、落下させるようなことはしないで下さい。
時計の心臓部である天真という部品が折れ時計が止まることがあります。
もちろん交換は出来ますが交換だけでも高額ですのでご注意下さい。

オーバーホールについて

機械式時計は調子が良くても3年に1度を目安にオーバーホールをお勧めします。
機械式時計はオーバーホールを行うことによって、飛躍的に寿命(耐用年数)を伸ばすことができます。

ブローチ時計修理工房万代店でもアンティークウォッチを販売しています。

万代店でもアンティークウォッチを販売しています

こちらの商品はどれも当店の時計師がオーバーホールを行いましたので、とても良い状態でお使いいただける時計です。
金属ブレスレットの時計はクオーツ式、残り2本の時計は手巻式時計です。

いかがでしたでしょうか?
今回のブログでアンティークウォッチに興味を持っていただければ嬉しくおもいます。
実物をご覧になりたいお客様、お気軽に店頭にお立ち寄りください。

BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。当店ではアンティークウォッチを販売開始しました。そこで本日は「手巻き式腕時計のメリット」をお話します。


手巻き式腕時計のメリット

ロンジンのアンティークウオッチはブローチ時計修理工房へ
LOMGINS ロンジン修理事例

手巻き式腕時計のメリットは以下となります。

・巻き上げる感覚
・手巻きならではのデザイン性
・メンテナンス料金が自動巻きに比べて低い

手巻き式腕時計はその名の通り、リューズで巻き上げを行う必要があります。毎日巻くことで、より愛着が沸きますね。カチカチと響く音が心地よく、いっそう味に深みが出るものです。
手巻き式腕時計は自動巻き式に比べてシンプルな構造のためパーツも少なく、薄型デザインにすることが可能です。薄型デザインは女性でも使いやすくアクセサリー感覚でも楽しめます。また、重さもその分軽くなるので毎日装着することへの負担がより少なくなります。
メンテナンスコストを抑えることができるもの特徴です。機械式時計に比べて
パーツが少ないため、パーツ同士の摩耗が少なく、ローターもないため衝撃に強いといったメリットがあります。そのため、オーバーホール代が機械式時計に比べて安価に設定されています。


リューズを巻き上げて時計に命を吹き込む手巻き式腕時計。その時間を愉しむことは、余裕のある大人だけに許される醍醐味。そういった手間暇がかかるところこそ、単なる時間を確認する機械を超えて「パートナー」と呼ぶのに相応しい存在としてより愛おしく感じる部分なのではないでしょうか。


神田のお近くで腕時計のメンテナンスのショップをお探しならぜひ当店におかませください。【電池交換】や【オーバーホール】、【研磨(ポリッシュ)】【ベルト交換】など、腕時計修理全般を承っております。他店で断られた腕時計もお気軽にご相談くださいませ。

いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。

ブローチ時計修理工房万代店です
今回は時計のオーバーホールについて作業内容をご紹介します。
皆様がお持ちの時計は定期的にオーバーホール作業を行っていますか?
オーバーホールは機械式、クオーツ式、全ての時計に必要な作業です。

オーバーホールとはオーバーホールとは、時計が正常に動くように、時計のすべての部品を分解、洗浄、組立、注油、調整、実測を行うもので、分解掃除とも呼ばれています。
電池交換や精度調整のみでは修正できない不具合のある時計や、購入から数年経過した時計に必要なメンテナンスです。
一般的にはオーバーホールに出す頻度は、機械式時計で3~5年に1度、クォーツ式で4年に1度とされていますが、過酷な使用状況の場合は短期間での点検が必要となります。

作業内容

1時計の分解
専用の工具で裏蓋を開けて、時計の原動となる機械部分を取り出します。
それぞれの細かい組まれたパーツを、歯車と心棒に分けて分解していきます。
ここで、修理箇所の原因の特定・調整箇所・交換が必要な部品を特定していきます。

腕時計のオーバーホール新潟、神田、鎌田、阿佐ヶ谷

2部品の洗浄・ケースブレスレットの洗浄
分解したムーブメントの部品は、専門の特殊な器材を使って、薬品で洗浄しついている古い油や汚れを洗い流していきます。 この時に、時計の動きによってでた摩耗粉もきれいに洗い流していきます。
ケース、ブレスレットは、超音波洗浄機で長年蓄積した汚れや皮脂を洗い流して綺麗にいたします。

3ムーヴメント組み立て・注油・タイミング調整
洗浄後、拡大ルーペで摩耗している部品の状態をひとつひとつ確認します。
確認後、それぞれの部品に注油しながら組み立てていきます。
オイルの種類や量、注油する箇所はそれぞれ異なるため、メーカーによって定められた基準に基づき経験値を積んだ職人が慎重に組み上げていきます。
ムーブメントを精度測定器で計測し、調整していきます。
機械式時計の精度の追求は、とてもデリケートな技術が要求されます。

ムーブメント組み立て・注油、タイミング調整

4ケーシング・性能チェック
分解されていた外装部品を組み上げて、取り外していた、針や文字板を取り付けケースに収めていきます。
針回しや日付変更などの動作の確認を行います。
歯車やフックパーツの組み上げ方で、針の動きに不具合が出ることもあるので慎重に確認をしていきます。

5防水テスト・ライトニングテスト・巻上のテスト
防水試験機で防水性をチェックします。
アンティーク時計や外装の劣化、破損等がある腕時計の場合などは、防水テストを行わない場合もございます。
オートマチックワインダーに時計をかけ回転させて、時が正確に刻まれているか、ゼンマイが正常に巻上られているかなど、実測のテストを行います。

6オーバーホール完成
BROOCH時計修理工房ではこれらの厳しいテストに合格した時計だけをお客様に納品させて頂いております。
※精度テストの結果によっては、再度本体のオーバーホール、部分的なオーバーホールを行うことがございます。
その場合は、ご納期延長のご連絡をさせて頂きます。
ご了承ください。

オーバーホール完成

オーバーホール作業に電池交換、パッキン交換が含まれています。
電池交換、パッキン交換をお考えのお客様はオーバーホールに出した方がお得です。
お客様の大切な時計をいつまでも使っていただきたいので、オーバーホール時期の時計や相談事がございましたらお気軽に店頭にお越しください。

映画と時計
こんにちは!ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。当店ではアンティークウォッチの販売もしております。今日はその中からOMEGA(オメガ)DE VILLE(デ・ヴィル)のアンティークをご紹介させてください!

アンティークウオッチとは?

アンティークウオッチとは、1970年代以前に製作された時計を指します。
そのほとんどが手巻き、もしくは自動巻のムーヴメントを搭載した機械式時計となります。
大量生産の時代には見られない、高い技術と信じられないほどの手間を掛けて生み出された、古き良き時計です。


OMEGA(オメガ)のDE VILLE(デ・ヴィル)のアンティーク
こちらがアンティークのオメガ、デ・ヴィル
OMEGA(オメガ)のDE VILLE(デ・ヴィル)のアンティーク
オメガ修理事例
何とも独特な雰囲気というか、今見てもちょっと未来っぽい感じもします。弊社の時計師に聞いたところ様々な形種類が多く存在するようなのでこれも一期一会というか、出会いという感じになるんでしょうね。ビビッと来たという方はぜひ一度、ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店にて次のオーナー様を心待ちにしておりますので、お気軽に見に来てください!
またその他にもアンティークウォッチを取り揃えております。ぜひチェックしに来てください。

  • 今回の神田店のブログは腕時計の基本的なメカニズムである機械式とクオーツ式の仕組みを一から確認していこうと思います。

ゼンマイ機械式時計

    • 機械式時計


      ゼンマイを動力とし、脱進機によって針の動きを制御するのが機械式時計です。ゼンマイリューズによって巻き上げられて力が蓄えられ
    • る。このゼンマイ\が元に戻ろうとして解けるが輪列【歯車機構】を廻して時計が駆動する。だが、そのままではゼンマイは瞬時に解け猛スピードで輪列が回転するため【脱進機】と【調速機】で輪の回転を制御。これにより、歯車の軸に取り付けた針がそれぞれ正しい時刻を示しながら動くのです。

    • オーバーホールの分解作業です
    • クオーツ時計


    • クオーツ、即ち水晶には、圧力を掛けると発電する特性があります【電圧効果】。逆に交流の電圧を掛けると一定周期で規則的に振動する【逆電圧効果】。これを応用し、通常は一秒間に3万2768振動する水晶振動子の動きを電気信号として取りだし、これを電子回路で一秒間に一回のパルス【一定間隔の電気信号】に変換してステップモーターに送信、回転運動に変換して時刻表示に用いるのが、クオーツ時計の原理です。
    • スプリングドライブ


      スプリングドライブは世界に先駆けてセイコーが開発に成功し限りなく機械式時計に近い構造を備えながら、月差±15秒【日差±1秒】相当の精度を実現した機構。その名の通り、動力源はゼンマイだが、ゼンマイの解ける力と歯車の動きを制御する為に、極めて正確なクォーツを用いている。しかも、電子回路とクォーツの駆動には、ゼンマイの力で回転する、直径わずか1.3ミリのローターから発生させた電力を利用するという、自己完結型の機構であることも特徴です。当初は、手巻きモデルで展開されましたが、現在では自動巻きモデルも誕生しました。

    • 腕時計7大機構


      上記で説明した基本の構造3機構ですが加えて現在では色々な機構がありますので軽くご案内いたします。

    • ①『トゥールビヨン』②『ミニッツリピーター』③『パーペチュアルカレンダー』④『パワーリザーブ』⑤『クロノグラフ』⑥『レトログラード』⑦『ムーンフェイズ』以上七種類が複雑な時計機構の中でも更に複雑と言われている機構となります。この七大の内三つ以上を使っている時計をコンプリケーションと呼びます。詳しくご説明をさせて頂くと書ききれなくなってしまいますのでリンクから当店HP用語集より確認してみて下さい。時計の世界は長い歴史が積み重なって現在の形になりました。そしてまだ進化の途中で終わりが無いのかもしれませんが、そんなご時世だからこそ昔ながらの複雑な機械の時計にファンは心を惹かれていくのだと思います。

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