1960年代アンティークウォッチのOMEGA(オメガ)のご紹介です。
こんにちは、ブローチ時計修理工房 蒲田店 スタッフNです。
今回ご紹介いたしますのは、美しいデザインが魅力的な1960年代のOMEGA(オメガ)Ref.551.166のアンティークウォッチです。
レディースウォッチ特有のコロンと小ぶりなラウンドケースに、美しい輝きをするダイヤモンドカットガラス風防が目を惹く一本です。
搭載のムーブメントは手巻き「Cal.484」。
美しいゴールドプレーテッドが施されており、過度な劣化の見られない良コンディションを保っています。
手巻きムーブを搭載しているため、厚みがわずか7mmという薄型なつくりとなっております。
さらに、放射仕上げが施された明るいシルバーダイヤルに、ブラック塗装の針や、ゴールドバーの上にブラックバーインデックスが配された視認性の高い顔立ち。
ノンデイトなので日付を合わせる必要が無く、非常に実用的です。
リュウズを巻くときにチッチッチッ・・・と少し高めな音色がお楽しみいただけます。
普段使いもしやすいアンティーク・オメガです。
スイスの高級腕時計「OMEGA(オメガ)」
オメガは、時計師ルイ・ブランが1848年にスイスで工房を設立したことから歴史が始まり、跡を引き継いだ彼の息子たちにより、高級時計ブランドとして発展していったといわれており、「スピードマスター」や「シーマスター」、「デ ヴィル」など優れた品質やデザイン、偉大な歴史などから、日本を含め、世界的に抜群の知名度を誇るブランドです。
OMEGA(オメガ)Ωマークの意味
OMEGA(オメガ)はギリシャ語で「完全」「達成」という意味をもつ言葉の語源だそうです。
オメガのシンボルマーク「Ω」ギリシャ文字でもよく見かけられ、ギリシャ文字の最後に登場する文字から付けられたと言われております。
また、Ωには人の肩から上(首・頭・肩)など、人の周りから暖かい光で包み込んでくれるという意味が託されていると言われており、その思いをΩの記号に託してシンボルマークになったのだそうです。
達成・成功に導きながら大きな力を与え「光」となってほしいという願いを込めているのかもしれませんね。
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
こんにちは、ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店のスタッフHです。
今回は阿佐ヶ谷店で販売しているHamilton Geneve【ハミルトン ジュネーブ】をご紹介させて頂きます!
アメリカで創業し、現在はスイスに拠点を構える老舗時計ブランドハミルトン
時計の種類が豊富で宝飾時計からミリタリー時計まで様々な時計が作られています。
2針、手巻き時計、レトロな雰囲気と金色のお洒落な文字盤で、男女問わずに楽しんでいただける特徴の時計です。
『Hamilton ハミルトン』
1892年、アメリカ合衆国ペンシルバニア州で創業したハミルトンは、創業してすぐに高精度の鉄道用懐中時計を開発し、アメリカの鉄道の安全な運行に貢献し、国中の人々にその名を広く知られます。
鉄道用懐中時計だけではなく、時代が進み飛行機などの航空機の時代が訪れると、定期航空便の公式時計に採用されたほか、いくつかの航空会社に公式時計を供給したりします。
第二次世界大戦時には、アメリカ海軍にマリンクロノメーターなどの軍用時計を支給し、米軍の供給公社として名門ランクを獲得します。
戦後は創造性に富んだあらゆるモデルを次々と発表し、アシンメトリーの斬新なデザインを特徴とする世界初の電池式腕時計「ベンチュラ」や1970年代には、世界初のLED式デジタルウォッチ「パルサー」、初の自動巻きクロノグラフ・ムーブメントを搭載した「パン ユーロ」など、ハミルトンは革新的なモデルを世界中に発表します。
近年では『メン・イン・ブラック』のシリーズ全3部作、『ダイ・ハード ラスト・デイ』などの話題作に登場しています。
数々の有名人が愛用していたり、品質が高かったりという点でも注目されています。
高級な時計ブランドも人気ではありますが、ハミルトンの時計は品質が高いのにもかかわらず比較的手が届きやすい価格帯なのも魅力の1つです。
Geneve【ジュネーヴ】は、1950年~1970年代頃にエントリーモデルとして発売されていた人気モデルです。
Geneve【ジュネーヴ】は、性能が極めて高く、価格も高価だったため、当時の憧れウォッチとして人気を博していました。
こちらの時計は手巻き式の時計で、現在良好に動いております。
リューズを回していただくとゼンマイを巻き上げる音や振動を感じていただき、使うごとに愛着が湧いてくること間違いなしです!
是非一度、ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店でご覧になってください!
こんにちは、ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店のスタッフHです。
今回は阿佐ヶ谷店で販売しているOMEGA De Ville(オメガ デ・ヴィル)
こちらは、1960年代に製造されたオメガのデ・ヴィル、キャリバー625を搭載した機械式(手巻き式)レディースの腕時計です。
『OMEGA De Ville(オメガ デ・ヴィル)』とは
発売から50年が経過し、世界中から愛されるオメガの時計の一つです。
1960年台に誕生し、当時からその美しいデザインで人々を魅了してきました。
名前の意味は「de ville=都会的な」
デ・ヴィルの都会的でエレガントなデザインにぴったりです。
デ・ヴィルの原型になっているのがシーマスターです。当初は「シーマスターデビル」でした。潜水時計であるシーマスターのモノコック構造を採用することで今までとは違った薄型でスマートなモデルとして人々に認知されていきました。
このスマートさからアーバンな時計と言われているんです。
デ・ヴィルの大きな魅力はその薄さです。この薄さが故にシーマスターとは分別され、新しくデ・ヴィルというシリーズを確立させたのです。実際、現在のシーマスターは30気圧の防水性を誇りますが、デ・ヴィルは3気圧程度。デザイン的、機能的にはシーマスターは力強いイメージがありますが、デ・ヴィルは都会的で繊細、煌びやかで優雅なデザイン。他のシリーズとは全く違った魅力を持った時計です。
このデザインだからこそフォーマルな場でも活躍してくれるのも魅力の一つです。ベーシックなシンプルさとエレガントさは忘れずに身に着けた人をより洗練された大人の雰囲気にしてくれる時計です。
機械式腕時計「手巻き式」
機械式時計「手巻き式」でゼンマイを巻くことによって動きます。
ゼンマイは時計の3時方向にあるリュウズをゆっくりと回して巻き上げます。
アンティーク時計ならではの個性、雰囲気を味わっていただけると思います。
1960年代から現代まで大切に扱われていた1点ものの魅力を是非、味わってみて下さい。
ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店でお待ちしております。
時計師から貴族に!?時計にまつわるエピソード①
こんにちは!ブローチ時計修理工房蒲田店です!「セビリアの理髪師」や「フィガロの結婚」で知られる劇作家ボーマルシェの元々の職業はなななんと時計師で、時計作りで貴族に成り上がったそうです!貴族に成り上がることなんて出来るんですね(笑)えいちゃんこと矢沢永吉さんもびっくりですね!なんとスケールの大きな話なんでしょうか!彼はまた、王妃マリー・アントワネットの運命を変えた3人の時計師の一人(今もあるブレゲは有名ですよね。もう一人いるんですね、今度調べてブログにします!)でもありました。
劇作家ボーマルシェ
ボーマルシェの本名は、P゠A・カロン(Caron, Pierre-Augustin:1732-99)。パリで時計師の息子として生まれました。1753年、弱冠21歳で2枚のコンマ(フランス語でヴァーギュル)型の爪を持つ「2重ヴァーギュル脱進機」を開発します。このアイデアを国王付き時計師のJ゠A・ルポートが横取りしたと科学アカデミーに訴えて勝訴します。この事件が話題となってルイ15世に謁見を許され、寵姫ポムパドゥール夫人に指輪時計を贈って宮廷内に人脈を拡大していきます。時計修理を頼まれた貴族の女性と結婚し、彼女の所領の地名からド・ボーマルシェ(de Beaumarchais)を名乗り、国王秘書官の肩書きを買って貴族の地位を得たそうです。(肩書って買えるんですね。。)専門家の見解では、彼が自らの力だけで新脱進機や指輪時計を作ったかどうかは疑問です。というのもボーマルシェのバックには共に彼の父に学んだ兄弟子で後に義兄弟となるJ゠A・レピーヌという本物の天才時計師がついていたからです。いずれにせよ、晴れて貴族の肩書きを得たボーマルシェは、レピーヌに店を譲って時計師を辞め、国王の私設外交官と称してさまざまな活動にいそしむ傍ら、戯曲を執筆していきます。そして1775年初演の「セビリアの理髪師」で一躍、人気劇作家の仲間入りを果たします。ところが、その続編となる「フィガロの結婚」は、王政批判的な内容が新国王ルイ16世の逆鱗に触れ、上演・出版禁止処分になってしまいます。そこに救いの手を差し伸べたのが、流行り物に弱い新王妃マリー・アントワネットでした。彼女の取りなしもあって、「フィガロの結婚」は 84年に公開初演します。さらに翌年には王妃自らが主演してヴェルサイユ宮殿内の劇場で「セビリアの理髪師」を上演し、ボーマルシェの反体制思想を警戒した国王の慧眼と面目を台無しにしてしまうのです。なんとも興味深いお話ですね!それにキャリアがとてつもなくユニークですね!しかもそれぞれのキャリアですごい功績を残してますし、最後は劇作家として活躍したということですもんね!ありきたりですが、ジェットコースターみたいな人生だったんでしょうね。
ブレゲ修理事例
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
ウォッチバックオープナーの練習を致しました。
こんにちは、BROOCH時計修理工房 蒲田店スタッフNです。
私まだまだ修行中なので、お付き合いのほど宜しくお願い致します。
今回は、キツく閉まっていてなかなか開けられない時に使用する、強力な『ウォッチバックオープナー』を使って、腕時計の裏蓋を開けていこうと思います。
スクリューバック式が採用されているタイプの裏蓋の多くは、ツメを入れるヘコみがあります。
その場合、時計用2爪式側開器などと呼ばれるオープナーを使い、裏蓋を開けていきますが、今回、そのヘコみのない裏蓋(八角形になっている裏蓋など)を想定して、シリコンゴム製のアジャスターを用いて裏蓋を開けていきたいと思います。
まずは、時計本体とベルトを分離させます。
そして、時計のケースの表裏に合う吸盤の様なシリコンゴム製アジャスターをウォッチバックオープナー本体の上下に取り付けます。
次に、ケースのラグ部分にピッタリ合うサイズのサイドアジャスターを探します。(今回は22のもの)
そのアジャスターをウォッチバックオープナー本体に付けていきます。(固くはまっていて取り外しに一苦労します)
そして時計本体をオープナーにしっかりと固定します。
ようやく準備は整いました。
あとは下方向に力を加えつつ、ハンドルを回していきます。
無事、裏蓋を開けることができました!
ありがとうございます。
またこちらのウォッチバックオープナー、ROLEX(ロレックス)やTUDOR(チューダ―)のギザギザのついた裏蓋も開けることができます。
その際は上部のアタッチメントをギザギザ専用のものに変更いたします。
今回はキツく閉まっていてなかなか開けられない時に使用する、強力な『ウォッチバックオープナー』を使って、腕時計の裏蓋を開ける練習をさせて頂きました。(今回は上司の時計をお借りしました)
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