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ロンジンのアンティークウオッチはブローチ時計修理工房へ 
BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。当店にてアンティークウォッチの販売を開始しました。現行品では味わえない、時代を少して来た落ち着いた上品な佇まいを肌で感じることができます。本日ご紹介するのは「スイスの老舗腕時計メーカー・ロンジンのアンティークウォッチ204」です。


ロンジン(LONGINES)ロンジンのアンティークウオッチはブローチ時計修理工房へ

この時計は電池を動力源とするクオーツ式の腕時計です。アンティークのクオーツはなかなか見る機会が少ないかと思います。使用されているムーブメントは「キャリバーL700.2」発売されていたのは1970年代です。当店で「電池交換」「オーバーホール」済みですので、動作も良好です。風防に細かいキズはありますが、他に大きな変色や目立つキズはありません。文字盤は、光のスジが放射線状に入る贅沢な作りこみのキョッコウダイヤルです。

スクエア型のシンプルなデザインロンジンのアンティークウオッチはブローチ時計修理工房へ

インデックスはアプライドになっています。丸み帯びたスクエア型のシンプルなデザインで、高級感あるフォルムの中に女性らしさも垣間見えます。アンティークならではの趣きを楽しみつつ、カジュアルからフォーマルまで幅広く対応できる時計です。ケースサイズはリューズを含まずに約24㎜です。1970年代の時計でここまで状態が良い時計は珍しいです。

尾錠はロンジン純正ロンジンのアンティークウオッチはブローチ時計修理工房へ

ベルトは新しいものに替えさせていただいております。尾錠はロンジン純正のものを使用してます。アンティークウオッチ「ロンジン204」は税込みで7万7千円です。


アンティーク時計の魅力ロンジンのアンティークウオッチはブローチ時計修理工房へ

アンティークウオッチとは、一般的に1970年代以前に作られた時計をアンティークとされることが多いです。アンティークウオッチの明確な定義はありません。愛好家の間では50年を一区切りにするという考え方も浸透しているようですが、一般的な基準が決められているだけです。アンティークウオッチの魅力は以下となります。

アンティーク特有の柔らかなデザイン
・アンティークウォッチならではのサイズ感
・数十年という歴史の蓄積による味わい深さ
・ビジネスから休日のカジュアルスタイルまで愛用できるデザイン
・有名ブランドを手軽に楽しむことができる

アンティークウオッチのほとんどは、その部品がプラスチックです。プラスチック風防は強度を高めるため、わずかにカーブさせるのが当時のやり方でした。ドーム型風防が現行品とは違う柔らかい雰囲気をもっており、心をくすぐる要素の一つです。アンティーク時計はどんなファッションに合わせても映えるのが特徴です。スーツなどのキレイめスタイルはもちろん、Tシャツとデニムのようなラフな格好もお洒落な雰囲気に格上げします。日に焼けたダイヤルや風合いの良いケースなど、一度魅力に気づくと抜け出せなくなるのがアンティーク時計の世界。着用者に貫禄する感じさせるような、独特の雰囲気がアンティーク時計の魅力です。アンティーク時計は生産が終了しているため数が増えることはありません。ほとんどのアンティーク時計はお手頃価格で取引されています。気になる方は、ぜひブローチ時計修理工房までお問い合わせください。
※現在、神田店にはレディースモデルのみの取り扱いとなりますが、これからメンズモデルも入荷予定です。お楽しみに!

ブローチ 時計修理工房 神田店 内装
ブローチ(BROOCH)時計宝石修理工房神田店です。神田で「ロレックス」「カルティエ」「オメガ」「セイコー」等の時計修理はお任せください。
さて、本日は「クオーツショック」のお話です。近代時計史において、最も重要な出来事と呼べるクオーツショック。スイスの時計産業を大きく変化させました。現在では当たり前のようにあるクオーツ時計ですが、販売開始されたのは最近です。本日は「クオーツショック」を知らない方へ豆知識としてお話したいと思います。


クオーツショックとは

セイコー (SEIKO) ドルチェの腕時計の電池交換セイコー(SEIKO)修理事例
クォーツショックは、日本の時計ブランド「セイコー」によってクォーツ腕時計が開発されたことにより時計に関する価値観が一変した出来事です。今では当たり前のように馴染んでいるクォーツ機構ですが、その歴史は割と新しいです。私たち家庭用に販売されてからまだ半世紀しか経っておりません。クォーツショック以前の腕時計は機械式時計であることが当然でした。しかし、1969年にセイコーからクォーツウォッチ「アストロン」を発売。これをきっかけにクオーツ時計が世界中で広まることになりました。さすが、日本技術!日本人としては誇り高いですね。
クォーツとは水晶のことで、水晶振動子という原理を用いたクォーツ時計のことを指します。電池で動くクォーツ時計は、1970年代になるとセイコーが特許を公開し、世界中のメーカーがクォーツ時計生産に乗り出します。クオーツ時計は製造コストが機械式時計に比べて安いです。そのため、腕時計の低価格化が一気に進みクォーツが世界時計の主流となりました。

スイス時計業界の崩壊
パテックフィリップの修理はブローチ時計修理工房へ

クォーツ時計が普及すると、人々は安くて正確なクォーツ時計を求めるようになります。それに伴い、機械式時計の需要は下がり、スイス時計業界は非常に苦しい状況に置かれることになりました。この影響は1980年代後半まで続き、時計の常識が変わったことにより数多くのスイス時計ブランドが閉鎖を余儀なくされました。人々は以下の理由から機械式時計を使う理由がなくなってしまいました。

・機械式時計より安価
・機械式時計を超える精度(手軽に正確な時間がわかる)
・ゼンマイを巻かないので使いやすい

当時の時計業界は、各社職人がより優れた精度を目指してましたが、クォーツ時計の精度を勝るものはありませんでした。まさに時計界における革命となり、これを切っ掛けに腕時計はクォーツが主流になっていきます。ただ、機械式時計がなくなることはありません。「嗜好品・芸術品」として蘇り、大切な人に受け継いでいく資産として機械式時計は愛されています。
スイスの時計界では、企業のグループ化が進展しました。巨大資本の傘下に入ることで、ブランドは保持しつつ市場も確保するという経営スタイルがとられるようになりました。


今後、高級腕時計を目にする時はクオーツショックに立ち向かった「職人」や「メーカー」の努力や思いも見てみると、より愛着が湧くのではないでしょうか。

時計の水漏れ・くもりについて
時計内部に水が入った時の注意点

今回は、時計の水漏れ・くもりについてお話致します。お持ちの時計で、ガラスの内部が曇っている、時計内部に水が入った、今までそんな経験はございませんか?このくらい大丈夫だろうと思ってそのまま使用していると、時計が動かなくなることもあります。今回は、それぞれの症状が起きた際の注意点をご説明いたします。
ガラスの内部がくもる
機械内部に入ってしまった水分が、気温や湿度の上下によって水蒸気化してガラス面に表れたものです。 水分は時計内部にまで入ってしまっているため、ガラス面の曇りを拭いただけでは完全に水分を除去できません。 曇りがすぐに取れる場合はそのまま使用されて問題ありませんが、曇っている状態が長引くようでしたら修理にだすようにしましょう。 新品のお時計でも内部には空気があるため若干の水分が含まれております。そのため急激な気温の変化などによりガラス面に一時的に曇りが生じる場合がありますが、一時的なくもりであれば問題はありません。
時計の中に水が入ってガラスの中が水浸し
こちらの場合は、早急にオーバーホールが必要です。機械にサビが発生したり、文字盤、針などが傷み、交換の必要が出てきます。 手遅れになってしまう前に、早めに修理に出しましょう。
ダイバーズウォッチでも時計内部に水は入る?

写真_ジバンシー
ダイバーウォッチだからと言って、着けたまま泳いでいいと言う訳ではありません。 メーカーにもよりますが、100mや10barと書かれている時計はそれぞれ静止状態でその気圧に耐えられるという規格が多いです。 ですので、泳ぐ際に腕を動かすなどの動作は含まれておりません。 例えば水中で腕を振ったり、蛇口から出る水の水圧でも場合によっては10気圧を超える場合がありますので、水中では使用は避けた方が好ましいです。 また、リューズの閉め忘れ・しっかり閉まっていなかったことが原因によるケースが多いので気をつけましょう。海やプールで使用した場合は、水道水でよくすすいでから乾燥させておきましょう。
お風呂・温泉では時計を外して入る
理由としては、腕時計の防水性能は時計本体とガラスや裏蓋・リュウズにあるパッキンで保たれており、このパッキンが石鹸やシャンプー・温泉成分により劣化が早まる可能性がある為です。一般的なゴム製パッキンでは弾力性が防水に重要なのですが、薬品の成分で硬化したり変質したりする場合があります。

BROOCH時計修理工房神田店の外装

ブローチ(BROOCH)時計宝石修理工房神田店です。神田で「ロレックス」「オメガ」「カルティエ」「SEIKO」等、腕時計修理に関しては当店でお任せください。他店にてお断りさせた腕時計の修理も承っております。
皆様は腕時計のベルト(バンド)交換を最近されておりますか?ベルトを着せ替えれば気分も変わる。気分が変われば、自分も変わりますね!そうすれば、自分のパートナーとして腕時計をもっと好きになるのではないでしょうか。「ベルト」は常に肌に触れている為、皮脂などの汚れが付きやすいパーツになります。汚れや劣化した「ベルト」「バンド」は、意外と目についてしまうものです。皮脂などの汚れをそのままにしておくと、いずれ錆が発生してしまいます。(スタッフは母の腕時計を確認したところ、悲鳴を上げるほどの錆がありショックをうけました)
皆様の大切な時計、末永く使っていただくためにベルト(バンド)も数多く取り揃えておりますのでお気軽にご来店ください!


フランクミュラー(FRANCK MULLER)

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フランクミュラー(FRANCK MULLER)の腕時計のバンド交換 

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フランクミュラー(FRANCK MULLER)の腕時計のバンド交換

フランクミュラー(FRANCK MULLER)修理事例

エルメス(HERMES) 

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エルメスの時計修理はブローチ時計修理工房

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エルメスの時計修理はブローチ時計修理工房

エルメス(HERMES)修理事例

ジャガールクルト(Jaeger-LeCoultre)

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ジャガールクルト(Jaeger-LeCoultre)の腕時計のバンド交換ジャガールクルト(Jaeger-LeCoultre)の腕時計のバンド交換

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ジャガールクルト(Jaeger-LeCoultre)の腕時計のバンド交換ジャガールクルト(Jaeger-LeCoultre)の腕時計のバンド交換
ジャガールクルト(Jaeger-LeCoultre)修理事例

腕時計ベルトには、たくさんのブランド・モデルがあります。これだけたくさんベルトがあると、「これもいい」「あれも素敵だな」と迷ってしまいますね。ベルト交換の楽しさはこれがいいですね。ベルトを着替えるたびに何度でも時計は生まれ変わります。腕時計ベルトは洋服と同じように「目的やシーン」や「気分に応じて」気軽に使い分けることができます。
例えば、以下のように使い分けはいかがでしょうか。
【ビジネスシーン】フォーマルで主張しすぎない黒・茶系のレザーベルト
【プライベート】カジュアルで機能的な原色系のラバー
【パーティー】シックで高級感のあるメタル

    時計ベルトもファッションのひとつ。貴方の大切な時計が、日々もっと輝くことでしょう。


    皆様には行きつけの腕時計メンテナンスショップはございますでしょうか。神田でオーバーホールや磨き仕上げ、電池交換やベルト交換など時計や宝石のことはおまかせください。「時」をもっと大切な瞬間に。お客様の大切な時計を、熟練の時計技師が修理いたします。

    BROOCH(ブローチ)時計修理工房蒲田店です。蒲田駅のお近くで腕時計のメンテナンスのショップをお探しならぜひ当店におかませください!電池交換】や【オーバーホール】、【研磨(ポリッシュ)】【ベルト交換】など、お気軽にご来店ください。
    本日、「ずっと使っていなかった時計を使ったら動きがおかしくなっていた」というお客様がご来店されました。同じような症状を経験されている方も多いのではないでしょうか。大切な腕時計を長く使用していただきたいため、本日は「腕時計を長く使用するためのメンテナンス・お手入れ」についてのお話です。

    放置していた時計を使用したら動きがおかしいのはなぜ?

    時計の修理完成ロレックスロレックス修理事例

    長い間時計を動かしていないと「時計内部の油が劣化」してしまうからです。使用しない場合でもこまめにゼンマイを巻くなど、少しの心がけが長持ちさせる秘訣です。動作をさせないまま長い間放置していますとオーバーホールが必要になる場合もあります。つけない場合も、こまめに動かして動作確認してあげてください。
    ※オーバーホールとは、時計が正常に動くように時計のすべての部品を「分解洗浄組立注油調整実測」を行うもので、分解掃除とも呼ばれています。電池交換や精度調整のみでは修正できない不具合のある時計や、購入から数年経過した時計に必要なメンテナンスです。

    大切な腕時計を長く使用していくためのお手入れ

    カルティエの腕時計修理はブローチ時計修理工房にお任せを 「カルティエカルティエ修理事例
    大切な腕時計を長く使用していくためには、オーバーホール以外にも「日常でのお手入れ」を心がけることで腕時計へのダメージを軽減することができます。ぜひ実践してみてください。できれば着用するごと、または1週間に一度のケアを心掛けるように習慣を身につけておくとよいと思います。
    日常生活でのお手入れ方法はすばり「汚れを拭き取る」です。基本は、丁寧に汚れを拭き取るだけ。当然ですが日々腕時計を着けていると汚れや皮脂汚れがついてしまうため、こまめに汚れを落とす必要があります。汚れを落とさずに放置してしまうと、サビや腐食につながってしまいます。(スタッフも長年しまっていた革ベルトの腕時計を使用しようと思ったら、錆びてしまっておりショックを受けました。)ステレンス素材を使ったベルトは錆びにくいですが長年汚れが積み重なると落ちづらくなります。
    やり方は、セーム革やマイクロファイバーなど柔らかい生地で「ガラスやケース」「ベルト部分」についている汚れを優しく拭き取ります。特に裏蓋部分やベルト部分は肌に直接触れるため皮脂汚れが溜まりやすい部分なので、こまめに拭くようにしましょう。(たまーに自分の腕時計をよく見てみると、裏蓋部分や細かい部分に汚れが溜まっており見た瞬間にヒヤッとした経験があるのは私だけではないはず。)
    まれに「タオルで拭いても大丈ですか?」ということを聞かれますが、市販のタオルの場合ステンレスが曇ってしまうこともあるため時計が傷つきにくい布地を選んでください。同じ理由で、シルバー素材の磨きクロスも腕時計の表面を削ってしまうためNGです。仕上げや磨き加工は専門技術がないとケースの形が変わったり傷がついてしまったりしまうため自己判断で使うのは、やめたほうが良いでしょう。ご自身で判断が付かない場合には、お気軽にブローチ時計修理工房蒲田店までご相談ください。

    皆様は「大切な時計」の行きつけメンテナンスショップはございますでしょうか。時計に不具合が起こる前にメンテナンスを行うことでパーツの破損を防ぎ、長期的な目で見ると定期メンテナンスのコストも下げてくれます。ブローチ時計修理工房蒲田店では、皆様の大切な時計を、熟練の時計技師がメンテナンスいたします。

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