スタッフブログ

BROOCH時計修理工房 神田店の外観こんにちは。ブローチ(BROOCH)時計修理工房神田店の関口です。今日はパッキン交換についてです。
パッキン交換をご紹介します
パッキン交換

パッキン交換について

電池交換の際に裏蓋を外すと裏蓋に沿ってついているゴム状の部品です。本体側に付いていたりもします。この部品は時計のケースと裏蓋の間などにはめ込み防水性を高めるもので、生活防水の時計でもロレックスのサブマリーナなどのダイバーズウォッチでも水分やホコリ等から時計を守る為に使われています。水筒のキャップと同じようにゴムに圧力をかけて湿気や汗、雨などの水分を中内部に入れないような仕組になっています。力が加わると元の形に戻らないため電池交換の際には一緒に交換することをオススメしています。お客様の大切な時計を長くお使い頂くためにもぜひ行ってください。



パッキンの種類
色々な種類のパッキン
パッキンは非常に細かい単位でサイズ違いの物が多数存在します。太さに関しては0.1ミリ単位で選ばなくてはなりません。中々ご自身での交換は難しいと思いますのでぜひ時計師在中のブローチ時計修理工房神田店にお任せください。

ブローチ 時計修理工房 神田店 内装

BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。
先日、当店にキネティックの充電池交換依頼がございました。
調べるうちにどんどん面白い時計だと分かったので、今回は、セイコー(SEIKO)キネティック(KINETIC)って実際どうなの?をテーマに、メリット・デメリットをご紹介いたします。

キネティックとは

キネティック(KINETIC)のメンテナンスはブローチ時計修理工房神田店へご相談ください

キネティックとは、自動巻き発電時計です。
その名の通り、自動巻き機構に用いられるローターで発電・充電を行い、クオーツ式の時計を動かします。簡単に言うと機械式クオーツ式の間、でもややクオーツ寄り、みたいな時計でしょうか。
キネティックはローターの振り、つまり運動エネルギーを電気エネルギーに変換しています。そこで得られた電気エネルギーを充電して時計を動かしているんですね。

キネティックのメリット

キネティック(KINETIC)のメンテナンスはブローチ時計修理工房神田店へご相談ください

メリットは3つあると思います。
1つ目は、電池交換をする周期が長いところです。
単純な電池式のクオーツ時計は電池の寿命が2~3年と言われていますが、二次電池を組み込んでいるため、それよりも長くお使いいただけます。
2つ目は、クオーツ式の機構を用いることで正確な時間を刻むことができるところです。
これは言うまでもなく、機械式時計よりも遥かに精度が正確になります。
3つ目は、レアであることです。
今日、時計を身に付ける人こそ減っている中で、クオーツ式でも機械式でもない、ソーラーや電波時計でもない時計をしている人は、ほとんど見かけません。そんな中でキネティックを身に付けたら、それはかなり他の人との差別化になりますよね。

キネティックのデメリット

キネティック(KINETIC)のメンテナンスはブローチ時計修理工房神田店へご相談ください

デメリットは2つあると思います。
1つ目は、利便性に欠ける点です。
普及が拡大したソーラー時計や電波時計と比較すると、その利便性は敵いません。最先端の技術は凄まじく、少しの明かりで長時間動き続けたり、時刻を勝手に修正してくれたりします。
そういった点を比べると、キネティックの場合、あくまでローターが発電駆動のため、動きを止めるといずれ時計も止まります。
2つ目は、メンテナンス面です。
特殊な機構ゆえに、メンテナンス面でもやや不安があります。電池交換やオーバーホールをしたいとき、民間の修理業者では断られるケースがあります。また、セイコーサービスセンターでのメンテナンスは、電池交換だけを受け付けてもらえず、必ずオーバーホールを行わなければならないそうです。

キネティック(KINETIC)のメンテナンスはBROOCH時計修理工房へご相談ください

BROOCH時計修理工房 神田店の外観

いかがでしたでしょうか、キネティックのメリット・デメリットをお伝えしました。セイコー独自の機構で、個人的には好きな時計です
今日では、時刻を確認するためだけに時計をしている人は少ないと思います。携帯で事足りてしまいますからね。何かしら宝飾文化による魅力に惹かれる部分があるんだと思います。
そうなった場合、キネティックには、利便性を凌駕するだけのレア度やどきどき感があると思います。
他の人が選ばない時計に価値を感じたり、クオーツ式を付けたいけど機械式らしさも欲しい方には最適です。放っておいても動き続ける時計より、手塩にかけて身に付ける時計の方が愛着が沸くかもしれませんね。
今回の電池交換の修理の様子はより詳しく以下に掲載しております。是非御覧ください。

キネティック(KINETIC)の電池交換を承りました

電池交換オーバーホール、その他時計のお困り事がございましたら、ブローチ時計修理工房神田店までお問い合わせください。お待ちしております。

BROOCH時計修理工房 神田店の外観

BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店の関口と言います。時計に興味はあったのですが、ロレックスなどのブランド名やモデル名を知っているくらいで修理の知識はほんとどありませんでした。ですので学んだ事や初めて知った事などこちらに書いていこうと思いますので時計修理のことなどを知りたいという方がいましたら、どうぞお付き合いください。本日は裏蓋の種類についてです。
腕時計は電池の交換の際に裏蓋を開けるのですが、そのタイプが大きく分けて3種類あります。こじ開けタイプ、ネジ式タイプ、スクリュータイプです。ではそれぞれ見ていきます。


こじ開けタイプ

裏蓋の種類
COACH コーチ修理事例

こじ開けという道具を使って、裏蓋に分かりやすく目印のあるものなどありますが、ない場合は少し隙間のある個所などを見つけてそこから開けていきます。

ネジ式タイプ

裏蓋の種類

CASIO Gショック修理事例

文字通りネジで止まっていますので、だいたい裏蓋の4隅にある場合が多いと思います。ネジをなめたり、裏蓋を傷つけたりしないように細心の注意を払って作業し開けていきます。

スクリュータイプ

裏蓋の種類
FOSSIL フォッシル修理事例

こちらは特殊な道具を使っていくので道具の紹介はまた後日させてください。裏蓋に溝が彫り込まれていて、そこに工具を当てはめて回していき開けます。


ここまでのご精読まことにありがとうございました。

3大複雑機構について(トゥールビヨン編)
腕時計のオーバーホール新潟、神田、鎌田、阿佐ヶ谷

写真_オーバーホール写真
みなさんは3大複雑機構という言葉を聞いたことはありますか?腕時計のさまざまな機構の中でも、構造が特に複雑で作製に高い技術を要する機構を「世界三大複雑機構」と呼びます。小さなケースの中で繰り広げられる複雑機構の繊細なつくりに魅了される方も少なくありません。今回は、そんな世界三大複雑機構の一つトゥールビヨンについてご紹介します。

トゥールビヨンとは?

トゥールビヨンとは、アブラアン-ルイ・ブレゲによって発明された三大複雑機構の一つで、1801年に特許として認定されました。トゥールビヨンはフランス語で渦を意味します。時計の一部の部品が渦を巻くように回転しているからです。
通常の機械式時計は、姿勢差の影響を受け制度に誤差が出てきます。姿勢差とは、時計の姿勢によって進み遅れが変わることを姿勢差と言います。トゥールビヨンは、この姿勢差を平均化させ重力からの影響を分散させました。
どのようにして、重力を平均化させたのか?そこで先ほどお話した部品が渦を巻くように回転させ重力を均一化することができます。その回転しているパーツがキャリッジと呼ばれる部品です。キャリッジ(籠)とは、時計にとっての心臓部である調速機(テンプ)と、機械式時計で重要なパーツである脱進機(ガンギ車・アンクル)をかご状のパーツにまとめた部位です。このキャリッジを回転させることで高精度な腕時計を生み出すことができます。時計の心臓部であるテンプを変化させ続けることで、姿勢差による誤差を平均化しました。通常の時計は、ゼンマイが収められている香箱(1番車)→2番車→3番車→4番車→ガンギ車→アンクル→テンプの順番で動力を伝達していきます。トゥールビヨンの場合は、4番車が固定されており、ガンギ車の中央部分のカナ(小径の歯車)が4番車とかみ合って自公転することでキャリッジが回転する仕組みになっています。ガンギ車の自公転スピードはテンプによってコントロールされており、キャリッジは1分で1回転する仕組みになっています。結果としてキャリッジが秒針の役割をしている時計が多く、トゥールビヨンを搭載した腕時計はセンターに秒針を持たないモデルがほとんどです。

時計の修理完成
ROLEX ロレックス修理事例

BROOCH(ブローチ)時計修理工房蒲田店です。腕時計は文字盤カラーによって印象がガラッと変わりますよね。腕時計を購入する際には注目する部分の一つです。本日は、文字盤カラーによる印象を見て行きたいと思います。


ホワイト文字盤

白文字盤が美しいオメガコンステレーション
OMEGA オメガ修理事例

定番の安定カラーといえば「ホワイト」。爽やかで清潔感を感じさせる白は、シーンを選ばず活躍できるのは最大の魅力です。フォーマルシーンなどにもぴったり。白い文字盤は定番カラーとして多くのメーカーが販売をしているので、選ぶ幅が広いというのもホワイトカラーのメリットです。

ブラック文字盤

パテックフィリップの修理はブローチ時計修理工房へ

PATEK PHILIPPE パテックフィリップ

白と同じく人気なのが「ブラック」カラーの文字盤です。カッコいいですね!ビジネスシーンでも人気のカラー。ブラックは表情を引き締めて知的でクールな印象を相手に与えることができます。ブラック文字盤は年齢を問わず使用できるところもメリット。落ち着いた大人の色気を出すのにも最適です。「カッコいい時計が欲しい」「無難な白もいいけれど、ちょっと違ったものを探している」そんな人におすすめなカラーです。

ブルー文字盤

ブライトリングベルト交換(交換後)

BREITLING ブライトリング修理事例

「ブルー」文字盤は、ビジネスシーンで選ばれることが多い腕時計です。知的な印象を与えるブルーカラーは、落ち着いて仕事ができるイメージとして伝わります。爽やかなブルーは、相手に安心感や信頼感を与える効果もあります。人気カラーのホワイト文字盤の腕時計は、持っている人も多く周りと一緒で個性が出しにくいです。そのため、ここぞというときのためにブルー文字盤の腕時計をひとつ持っていると個性をアピールすることができます。

シェル文字盤

BVLGARI(ブルガリ)の電池交換は時計修理工房ブローチ蒲田店へ

BVLGARI ブルガリ修理事例

シェル文字盤は天然の貝殻を用いた文字盤素材。可愛らしいフェミンな優しい印象を与えてくれるシェル文字盤は女性らしい上品な姿を演出してくれます。角度によって見え方が変わる虹色の輝きがとても綺麗です。美しく表情を変え続けるシェル文字盤の輝きは、他の文字盤では決して味わえない魅力ではないでしょうか。


蒲田・品川・大森・川崎・田園調布で腕時計修理はブローチ時計修理工房へ

蒲田で時計修理はブローチ時計修理工房にお任せを
皆様には大切な腕時計に困りごとがあった際のメンテナンスショップはございますでしょうか。蒲田でロレックス」「オメガ」「カルティエ」「セイコー」等、の修理はブローチ時計修理工房にお任せ下さい。他店にて断られた時計も修理を承っております。お気軽にご来店くださいませ。

閉じる