今回は歴史上の人物が愛用した時計メーカーをご紹介
1人目のご紹介 小説家「アーネスト・ヘミングウェイ」と「クエルボ・イ・ソブリノス」
彼は小説家としては余りに有名な人物ですがそのバイタリティ溢れる生き様そのモノに多くの人が魅了されていました。1917年第一次世界大戦では赤十字の一員として北イタリアのフォッサルタ戦線に赴き負傷兵を助けようとして自らも重症を負い,戦後はカナダで新聞記者を務めその頃に小説を書き始めたと言われています。1930年代になると人民戦線政府側としてスペイン内戦にも関わり、その経験を元に「他がために鐘は鳴る」「武器よさらば」を執筆。当時のハリウッドに映画化の素材を提供したそうです。そんな行動力の塊の様な彼ですが1954年「老人と海」が高く評価されノーベル文学賞を受賞。ですが同年2度の航空機事故にあってしまいます。
以降、ヘミングウェイが行動力的な面を取り戻す事は無かったようです。そんな波乱万丈な彼が愛した時計が「クエルポ・イ・ソブリノス」晩年ヘミングウェイはキューバにて余生を過ごしました。その際彼は首都ハバナのクエルポ・イ・ソブリノス本店で腕時計を購入しており今なお顧客名簿には彼の名前が記載されているそうです。
また、実は彼はちょっとだけ日本人とご縁があり当時キューバに移住していた日本人漁師から釣りを教えて貰ったとされておりさらにはハバナで出会った漁師の老人との交流をヒントに「老人と海」を執筆したと言われています。
クエルボ・イ・ソブリノス
そんなヘミングウェイが愛した時計メーカー「クエルボ・イ・ソブリノス」一体どんなお店だったのでしょうか?
1882年、ラモン・イ・クエルボによって創業された高級宝飾店『La Casa』がアルマンド・リオ・クエルボを含む甥達によって事業を拡大し、クエルボ・イ・ソブリノスの前身となりました。ハバナの繁華街で開業以降、数々の著名人がハバナを訪れる際にはクエルボ・イ・ソブリノスのブティックに集まるのが常でありました。クエルボ・イ・ソブリノスは1940年代には最盛期を迎え、「ロレックス」「パテック・フィリップ」「ロンジン」等のブランドと提携し、いくつもの作品を創り出してきました。しかしながら、1959年に発生したキューバ革命の煽りを受け、歴史の表舞台から姿を消すことになります。幻となったクエルボ・イ・ソブリノスは姿を消してから40年後、2000年代に奇跡の再興を成し遂げ、再び歴史の表舞台へと舞い戻ってきました。キューバのスピリットを受け継いだ個性的なディテールと、スイス時計ならではの高品質で、高級時計界において異彩を放つ存在として君臨しています。顧客名簿の中にはかの世界の大天才「アルベルトアインシュタイン」。
上記で紹介したアーネスト・ヘミングウェイ元英国首相ウィンストン・チャーチルなど一度は耳にした事のある偉人達に愛された高級ブランドメーカーなのでした。
偉人達が愛した時計。今回はヘミングウェイとクエルボ・イ・ソブリノスについてご案内してみました。
皆様もお手元にある「ご自分の時計」「メーカーの歴史」「愛用した歴史の人物」など調べてみるとより時計を楽しむ事が出来るかもしれません。是非調べてみて下さい。
【東京蒲田・ブローチ(BROOCH)時計修理工房】腕時計の電池の寿命は何年?
BROOCH(ブローチ)時計修理工房蒲田店です。
みなさん、クオーツ式腕時計の中に入っているボタン電池の寿命はどれくらいかご存じですか?
「前回止まった時よりも、今回のほうが何となく早く止まった気がする。」
でも、そもそも電池交換をしてからどれ位の期間動くのものなのか、分からない方は案外多いかもしれません。
電池の寿命は、平均的には2~3年ほどと言われています。
日付(デイト)や曜日(デイ)・クロノグラフなどの他機能が多いほど早く消耗してしまいます。
腕時計の止まったままでの放置は危険?
電池切れによって止まった腕時計をそのまま引き出しに眠らせていませんか?
それ、実はとても危険です!
電池の液漏れや歯車の油が固まってしまうなどのリスクがあります。
一度電池の液漏れや油固着が発生すると、厄介です。電池から漏れ出したアルカリ性の液体は、時計の部品を腐食させます。その場合、オーバーホール(分解掃除)や部品交換などの高額の修理費がかかってしまいます。
液漏れが発生していても、電池の周りの汚れをふき取って、電池交換をして動作する場合もありますが、その後の使用で、漏れ出していた成分や汚れの残りが歯車などの部品にひっかかり、わずかな期間で再び止まってしまうことも、稀にあります。
大切な時計がたった一度の電池の液漏れで高額修理になってしまうのは悲しいですよね。
そのため、電池切れで止まってしまった時計は、遅くとも6か月以内には時計屋さんで電池交換することを強くお勧めします。
電池の持ちを長持ちさせる方法は?
電子レンジなどの電化製品に腕時計を近づけると、腕時計が磁気を帯びる「磁気帯び」という状態になってしまいます。
(通帳やクレジットカードなども磁気帯びで使用できなくなったご経験があるのではないでしょうか?あの現象と同じです)
クオーツ式時計が磁気帯びしてしまうと、部品同士が磁石のようにくっつき合い、正常に動作しなくなってしまい、電池の消耗が激しくなります。スマホやパソコンも磁気を発生するため、近くでの腕時計の保管はお勧めしません。
また、防水機能がある時計だとしても、高温多湿はなるべく避けて保管してください。温度差によって腕時計の機械の中の金属の変形したり、湿気によって金属のサビや腐食の発生の原因になり、電池の消耗を激しくする可能性が高まります。
蒲田で腕時計修理はブローチ時計修理工房へ
大切な腕時計に困りごとがあった際の行きつけのメンテナンスショップはございますか?
蒲田で「オーデマピゲ」「ロレックス」「オメガ」「カルティエ」「セイコー」等の修理はブローチ時計修理工房にお任せ下さい。他店にて断られた時計も修理を承っておりますので、お気軽にご来店ください!
ブローチ時計修理工房神田店です。最近、時計の針が取れてしまって駆け込みでご来店いただくお客様が多いです。「時計の針って取れるんですね!?」と慌ててご来店いただきますが、その気持ちわかります。私も時計修理業を行うまで、針が取れるなんで思ってもいませんでした…。針が取れてしまってもご安心ください!ブローチ時計修理工房神田店では、針取れ修理を即日にて承ることが可能です。
針が取れてしまう原因
LUMINOX ルミノックス
腕時計の針が取れてしまう原因は、主に「衝撃」や「振動」などの外力が原因となります。普段使いで外れることは少ないですが、「落としてしまった」「ぶつかってしまった」「時計をしたまま激しいスポーツをした」等が原因で「針」「秒針」が外れてしまうことがあります。耐衝撃性モデルでない限り、なにかしらの衝撃があれば上からはめ込んであるだけの針は取れてしまっても不思議ではないのです。
針が取れてしまったら
まず第一に、使用するのを中止してください。針が取れたまま時計を使用してしまうと、針を引きずってしまい文字盤や針、インデックスにキズがついてしまう可能性も高いためです。まずは針が曲がってしまわぬように、リューズを引いて時計を止めてください。リューズを引いても秒針が止まらない時計(機械式時計)の場合は、ガラス面を下にして針が文字盤に当たらないようにお願いします。その後、出来るだけ早めに時計修理店にお持ち込みください。
※針が取れた場合は衝撃で他にも不具合がある可能性があるためオーバーホールを合わせて行うことをお勧めします。
針取れの修理事例はこちら
「時」をもっと大切な瞬間に。ブローチ時計修理工房神田店では電池交換・コマ調整・バンド交換だけではなく、オーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)などの作業などありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックス、カルティエ、オメガ、セイコー等の国産・舶来時計すべてのブランド修理を承っております。気になる症状がございましたらお気軽にご来店くださいませ。
BROOCH(ブローチ)時計修理工房蒲田店です。腕時計は使っているうちに、テーブルの角などにぶつけてしまい使用キズがついてしまいます。使用キズがついてしまうと全体的に曇って見えてしまいますよね。一度気になりだしたらすごく気になるのは私だけではないはず…。しかし、それを外装磨き(ポリッシュ)を行うと新品同様の輝きが蘇ります。
今回お持ち込みいただいたのはオーデマピゲ(AUDEMARS PIGUET)ロイヤルオーク(Royal Oak)。他店では料金が高かったり、断られたりで迷っていたところ、ブローチ時計修理工房を見つけてくださりお越しいただきました。深いキズはほとんど見受けられませんでしたが、小傷が気になるとのこと。その気持ち、スタッフもわかります。本日はそんな「ポリッシュ(外装磨き)」のお話です。
ポリッシュ(外装磨き)とは
オーデマピゲポリッシュbefore
ポリッシュ(外装磨き)とは、ケースやブレスの表面を磨き加工することです。深いキズは目立たなくなり、スジもきれいになります。ピカピカになった腕時計をすると背筋が伸びて仕事のやる気も上がりますね!見た目がきれいになると、この時計を買った時の幸福感が再び蘇り、気持ちも晴れ晴れするはず。もちろん、「この傷は思い出があるからここだけは残してほしい!」ご要望も承ることもできますのでご安心ください。ブローチ時計修理工房では、ケースのみ、もしくはブレスレットのみの磨きで¥6,600円(税込)~。両方ご注文いただくと¥11,000円(税込)~より承っております。
バフ
作業は上記バフを使用します。写真上のフェルトバフにはそれぞれ硬さがあり、硬いフェルトバフの使用目的はキズ取りで、一段階目で全体の傷を磨きます。柔らかいフェルトバフの使用目的は、鏡面+表面の凸凹修正。この段階でポリッシュ加工の出来栄えがほぼ決まってきます。布バフは総仕上げです。この布バフで鏡のように仕上げます。スポンジバフは、サテン仕上げに使用します。この作業の注意点としては、スジ目がバラバラだったり、縦スジが斜めになっていないか、スジ付けが甘く光っていないかなど。サテン加工の出来栄えにより鏡面仕上げがより効果的になるのでとても重要な作業と言えます。ケース痩せ(磨きすぎ)しないように職人の腕の見せ所です!
オーデマピゲポリッシュ作業完了
先ほどのオーデマピゲケース磨き完了しました!元々深いキズはなかったものの、小傷がなくなるだけで美しさが際立ちます。一段とかっこよくなりました。大切なパートナーである腕時計こそ、外装もしっかりメンテナンスもしたいですね。
蒲田で腕時計修理はブローチ時計修理工房へ
皆様には大切な腕時計に困りごとがあった際のメンテナンスショップはございますでしょうか。蒲田で「オーデマピゲ」「ロレックス」「オメガ」「カルティエ」「セイコー」等、の修理はブローチ時計修理工房にお任せ下さい。他店にて断られた時計も修理を承っております。お気軽にご来店くださいませ。
BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。
2月も後半に差し掛かり、立春から2週間が経過しようとしていますね。日差しに温もりを感じつつも、まだまだ寒く、乾燥した時期は続きそうです。
そこで今回は、この時期大活躍のハンドクリームと腕時計のお話をします。
ハンドクリームと腕時計
皆様、ハンドクリームはお使いになられていますか?
乾燥の時期はもちろん、通年で使用されている方も多いと思います。お手元には欠かせないハンドクリームは、タイミングによって時計に悪影響を与えてしまうことがあります。特に手巻きの時計だと、時刻調整をしたり、ゼンマイを巻き上げたりと、時計に触れる機会がより一層多くなりますよね。
私が皆様にお伝えしたいことはハンドクリームをつけるタイミングと、時計の簡単なケアです。
付けるタイミングとケア
肌のお手入れ → メイク → 手を洗う → 時計・ジュエリーのお手入れ → 時計・ジュエリーを身に付ける → ハンドクリームを塗る
ここでのポイントは、汚れた手で時計やジュエリーに触れないということ。そして、最後にハンドクリームを塗るということです。
ハンドクリームに限らず、時計が汚れに晒される危険性というのは毎日訪れます。日々の積み重ねでひどく汚れてしまったり、固着してしまうこともあります。必ず清潔な手で、時計やジュエリーに触れてください。
また、装飾を身に付けた後にハンドクリームを塗りますが、私のように日頃から時計を触ったり、お仕事上、お客様のものに触れる機会が多い方もいらっしゃいますよね。そういう方がどうしてもハンドクリームを付けたい場合には、手の甲側にだけ薄く延ばして塗るという方法もオススメです。
もし時計にハンドクリームが付着してしまったら、すぐに拭き取りましょう。
腕時計のメンテナンスはBROOCH時計修理工房へお任せください
いかがでしたでしょうか。今回はハンドクリームと時計に関してお話させていただきました。
時計には綺麗な状態の手で触れて身に付け、ハンドクリームはその後に塗る。そして1日の最後には、今日も一緒にありがとうとクロスで軽く拭き、また綺麗な状態にしてあげてください。汚れてからですと、時計の洗浄は簡単に行えないため、日々のケアが大切になります。
ブローチ時計修理工房では、時計のあらゆる修理を承っております。
電池交換やオーバーホール、その他時計に関するお困り事がございましたら、ブローチ時計修理工房神田店までお問い合わせください。お待ちしております。