スイス国内の主な腕時計生産地①【東京神田・ブローチ(BROOCH)時計修理工房】
こんにちは、ブローチ時計修理工房神田店です。高級腕時計で有名なスイスですが、そのなかでも各地方や街などの特色をまとめてみました。その各地をまわる旅を腕時計好きの方でしたらいつかはしてみたいですよね!
ジュラ山脈
ジュラ紀の語源でもあるスイス西部の、全長約250kmにわたる山間部。ジュラ、ベルン、ヌーシャル州にまたがり、高級時計製造で知られる街が点在する。ル・ロークル、サン・ティミエ、ヴィルレなどの名前が有名。ラ・ショー・ド・フォンにあるスイス最大の時計博物館を併設する「人類と時間研究所」は、スイス時計研究の中心的存在です。なんて壮大なテーマの研究所なんでしょうね。そんなこと考えたことも無かったです(汗)
主要ブランド:コルム、ジラール・ベルゴ、ゼニス、ブライトリング、モンブラン、ロンジンなど
ゼニス修理事例
シャフハウゼン
ドイツ語圏の属するシャフハウゼン州の州都。ライン川に面しており、水力発電による近代的な時計作りを期したアメリカ人フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズにより1868年、IWC設立。非フランス語圏で最も有名な時計の街となりました。
主要ブランド:IWC
IWC修理事例
トラヴェール渓谷
ヌーシャテル州、ジュラ山脈のほぼ南端部に位置する。時計製造で特に有名な町はラ・コート・オ・フェとフルリエなどがあります。時計製造に加えて高級ムーブメントづくりでも有名。エルメスにムーブメントを提供するヴォーシェ社もこの地にあります。
主要ブランド:ショパール、パルミジャーニ・フルリエ、ピアジェ
ショパール修理事例
ブローチ時計修理工房では時計の電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、オーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理を承っております。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、時計それぞれのストーリーがあるかと思います。お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
「BROOCH(ブローチ)時計修理工房阿佐ヶ谷店」時計の日常ケア
繊細で緻密な腕時計には、ケアや使用方法にも細心の注意が必要です。時計ユーザーが気を付けるべき重要事項を今回はご紹介致します。ロレックスやオメガなど有名ブランドからファッション時計。すべての時計に今回ご紹介する事は通じますので是非ご参考にしてください。
brooch_asagaya_hermes_back
機械内部への水分の侵入に注意!ムーブがサビてしまうと修復には膨大な費用と時間を要する事になります。
時計にとって最も被害が大きいトラブルに発展するのが内部への水の侵入事故です。時計のケースやブレスレットにはサビに強いSS素材が使われていますが内部の機械部品には加工しやすい真鍮やスチールが使われているのが一般的なのでもし内部に水や汗、海水等が入ってしますとたちまちサビてしまいますので注意しましょう。入水を防ぐためにはまずその時計の適切な防水能力を理解し使用範囲を厳守する事です。また汗や濡れた指でリューズを操作すると、そこから水気が入る場合があるので操作は慎重にしましょう。
着用や収納する際にはAV機器や携帯電話などが発する強い磁気に注意
機械部品が帯磁すると精度異常などのトラブルに発展してしまいます。時計の部品に帯磁という現象が起こると+と-の磁性を帯びた部品同士が互いを引き付け合ったり反発するなどしてスムーズに動かなくなり、精度が著しく悪化する事があります。
時計を1日腕に着けたら皮脂や汗などの汚れ、埃、雑菌はその日のうちに除去しましょう。
一日腕に着けた時計は、皮脂やホコリなどで意外に汚れてしますものです。そのまま放置しておくとSS素材でも錆びやすくなってしまったりガラスの汚れなども凝固してしまいます。毎日のケアを心掛けましょう。とはいえ毎日のお手入れに特別な道具は必要ありません。柔らかな布で軽く拭いたり柔らか目の歯ブラシや綿棒などで軽く擦るなどで十分です。マメにお手入れをしましょう。
時計の些細な変化を見逃さない
リューズやベゼル、ボタン操作の違和感や異音、精度の悪化など時計の些細な変化を見逃さない様にしましょう。トラブルは重大事態になる前に素早く対処をしましょう。精密機械である時計にはどんなに気を付けても、万が一のトラブルは起こりうるものです。そんな際に重要なのはトラブルになりそうな前兆をキャッチし早めに対処する事です。例えばリューズやベゼルが重ければ内部機構の異常の現れですし精度が極端に悪化してくれば、油の劣化や磁気帯びの前兆です。それらの異変を迅速に掴む為には、普段から時計をよく使い操作感を手に馴染ませる事が大切です。
1か月に一度くらいはゼンマイを一杯まで巻いて機械を動かしておこう
内部機構を駆動させて機械油を循環させましょう。あまり使っていない時計などがある場合は、月に一度位はゼンマイを巻き上げて動かしておきましょう。時計は長期期間使わずにいると内部の機械油が凝固や剥落して部品同士の抵抗が大きくなり、トラブルを招く事になります。ゼンマイを巻いて駆動させれば、歯車やカムが動いても油を適度に循環。凝固や剥落も未然に防ぐ事ができます。
暑さが続く季節は時計本体やベルト類を痛める直射日光に気を付けよう
強い日差しが掛かる時期は直射日光に時計を長時間当てない様に注意しましょう。特に車のダッシュボードなど高温になる場所での放置は危険です。それらの環境下では時計内部も高温になり、ダイヤル塗装表面の変色、機械油の乾燥や劣化、パッキンの変質、革素材の変色や変質などを招く危険性が高いのでアウトドアでの使用やドライブ時には十分注意しましょう。
ざっと6項目程上げさせて頂きましたが、常日頃から気に掛けて愛情を持って接していれば当たり前に気を遣う項目ばかりだったと思います。ですが不意に訪れた回避しようの無いトラブルなどに遭遇してしまった、時計がダメになってしまうかも。
そんな時は我々ブローチ時計修理工房に是非ご相談下さい。
ROLEXの陸海空を代表する時計について紹介
今回ご紹介するのは、ROLEXについて紹介していきたいと思います。
現在時計の価値がどんどんと上がってきている中で、今も尚、過去のモデル、現行のモデルと根強い人気を誇るROLEX。
現在もロレックスの定番として人気を誇るエクスプローラーやサブマリーナー(1953年)、GMTマスター(1955年)1960年代には既に市場に並んでいました。現在(2022年)でも各種モデル進化を続けています。
今回は、ROLEXの陸海空の代表する時計についてご紹介致します。
陸を代表するロレックスといえば
陸と言えば、EXPLORER(エクスプローラー)になります。Explorerは日本語訳で冒険家になります。名前の通り冒険家のために開発された腕時計です。誰もが立ち入らない場所を冒険家達が装着して実際の環境テストを行ってきました。
ロレックス初心者から上級者まで幅広い層に人気のEXPLORER(エクスプローラー)。1953年と歴史あるモデルであるにも関わらず、デザインは大きく変化はしていないが、完成されたデザインは現代でも人気の地位を確立しています。EXPLORER(エクスプローラー)Ⅱは1971年に誕生したEXPLORER Ⅰの上位モデルになるのですが、どちらも高い人気を誇ります。スポーツモデルでありながらスーツスタイルに合わせても違和感がないのが人気に繋がっています。
空を代表するロレックスといえば
ダイバーズウォッチ同様に各社ブランドを背負って、力を入れて参入しているパイロットウォッチ。それだけ市場価値が高く人々を魅了する時計になります。
ロレックスの中ではGMTマスターとAir-king(エアキング)がパイロットウォッチとして区分けされています。
Air-king(エアキング)は、現行ロレックスの中では最も古い名称で知られています。
当初はドレスウォッチとして誕生したエアキングですが、2014年に一旦生産終了。その趣を大きく変えて2016年からはスポーツテイストを反映したモデルが戻ってきました。
名前の通り、AIRは、空中や大気を意味しているので、「空中の王」として空を制する時計としての位置付けもいいのではないのでしょうか。
海を代表するロレックスといえば、
ロレックスの中でも常に人気が高いサブマリーナー。現在までに作られるダイバーズウォッチの根幹であります。
サブマリーナーの上位モデルであるシードゥエラー。
防水性能はサブマリーナーが300mであるのに対し、シードゥエラーのコンプリケーションモデルであるディープシーにおいては驚異の3900mを誇ります。ダイバーズウォッチの中では最も高いスペックを誇ります。
ROLEXのオーバーホールならBROOCH時計修理工房までお越しください。
BROOCH時計修理工房では、ROLEXのオーバーホールを承っております。
ROLEXの時計が止まってしまったなどお困りごとがございましたら、BROOCH時計修理工房までお越しください!
オメガのアンティークウォッチ販売しております
こんにちは!
ブローチ時計修理工房 阿佐ヶ谷店です。
当店では、時計の修理だけでなく、アンティークウォッチの販売も行っております!
今回は、当店でお取り扱いしているアンティークウォッチについて、簡単にご紹介させていただきます。
アンティークウォッチとは
アンティークウォッチとは、製造されてから長い年月を経過した腕時計や懐中時計のことです。
現行の新品であればいつでも手に入れることができますが、アンティークウォッチはそうした現行品にはない魅力を数多く備えています。
アンティークウォッチとは、通常製造されてから100年以上経過した時計のことを言いますが、現在でも明確な定義はなく、製造から50年ほど経過した時計のことを指す場合が多いです。
アンティークウォッチの魅力は数多くありますが、やはり一番は、時代を超えて現在まで至る歴史を肌で感じることができる点ではないでしょうか。
デザインを問わず、数十年の時を超えてきた渋みのある味わいと貫録を感じることができます。
アンティークウォッチは現在では生産が終了しているため、他人と被ることのない自分だけの特別感を味わうことができるのも大きな魅力です。
オメガ(OMEGA)ジュネーブ(Geneve)
こちらは当店で販売しているアンティークウォッチの一つ、オメガ(OMEGA)ジュネーブ(Geneve)です。
シンプルでありながら洗練されたデザインで、気品のある印象を演出してくれます。
プライベートでもお仕事でも、シーンを選ばずご使用いただけるデザインとなっております。
1970年代に発売されたもので、純正のため、リューズと尾錠にオメガのロゴがございます。
当店でオーバーホール済みですので、動作は良好に作動しており、安心してご使用頂けます。
ケースと尾錠、風防に小さな傷がございますが、その他目立った汚れや使用に支障のある傷などはございません。
また、ベルトは新しいものと交換させていただいております。
今回ご紹介させていただいたオメガ(OMEGA)ジュネーブ(Geneve)のアンティークウォッチは、税込み88,000円です。
アンティークウォッチの購入は、ブローチ時計修理工房まで
ブローチ時計修理工房 阿佐ヶ谷店では、時計の修理だけでなくアンティークウォッチの販売も行っております。
オメガ(OMEGA)をはじめ、ラドー(RADO)やゼニス(ZENITH)といった有名ブランドのアンティークウォッチをお取り扱いしております。
少しでも気になった方は、ブローチ時計修理工房までお気軽にお問い合わせください!
お待ちしております!
革ベルトを長持ちさせるには【東京神田・ブローチ(BROOCH)時計修理工房】
こんにちは、ブローチ時計修理工房神田店です。今日はどうしたら革ベルトを長持ちさせられるか、ちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
ベルトを変えてみる
日本の時計ファンにとっては、夏場の革ベルトも頭の痛い問題ですよね?できることならば夏は、革ストラップは避けたい、と多くの人が口を揃えるのです。汗で蒸れるのが不快であり、匂いも気になります。手入れも難しく、革も傷みやすくなる。気候の問題には正解はありませんが、ある程度の対応策はあります。1つは、外したらまずこまめに拭き、汗の塩分が残らないようにすることです。表側には、靴と同様にクリームを塗布することが重要です。そんなの面倒くさいよというお方は夏場には、別のバンドに交換してしまう、という手もありますね!スポーツタイプの腕時計を、ラバーベルトやベルクロなどのストラップに取り替えるのは、お洒落な裏技といえるかもしれません。がらりと雰囲気も変わりますので夏っぽいカラーにするのも良いですよね。
革にこだわりのある人
どうしても革にこだわりたい人は、市販されている耐汗パッドを裏革に貼るか、汗に強い材質の革ストラップへの変更を試してみてはどうでしょうか!最初から裏革に工夫が施され、革へのダメージを防ぐ工夫がされた革ストラップが、最近では開発されています。当店でもご用意があります。夏場だけの問題ではなく、革を長持ちさせるために効果的なのがDバックルです。ブレスレットでは主流ですが、革ストラップの高級腕時計の仕様としては1つの選択肢、というところでしょうか。革の穴にツク棒を通す尾錠とは異なり、最初からセットされた革ストラップを留める、中折れ構造のバックルです。3つの部分が互い違いに重なって留める3つ折り中留タイプと、左右対称に展開する観音開きタイプがあります。 Dとはこの機構を最初に生んだカルティエの「ブークル・デプロワイヤント( Boucle Deployante)」の頭文字に由来するようです。フランス語で「展開する」を意味する言葉の略です。英語ではディプロイメント・バックルといいます。Dバックルは脱着も容易で、尾錠と違って装着のときに革を曲げる必要が少ないため、革への負担が軽減されます。そのため高級皮革を採用したストラップには好んで使われてます。
このようにバリエーション豊富に取り揃えております。
こちらで作業します。
BROOCH時計修理工房では、ベルト販売やバンド交換などの修理を致しております。また、アンティークウォッチの販売も行っています。オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース、ベルト)の外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでもぜんぜん構いませんのでお気軽にいらしゃってください。