スタッフブログ

こんにちは!
BROOCH時計修理工房蒲田店のスタッフNです。
腕時計の針のデザインには、文字盤に乗せた際の『視認性』を高めることができるかが重要であり、ドレスウォッチ・スポーツウォッチ・ミリタリーウォッチ・クロノグラフと様々な時計の形状の雰囲気に合うかも重要になってきます。
実用性はもちろんの事、ファッション性にも関わっているのが時計の針のデザインと言えるでしょう。

そこで今回は腕時計の針のデザインにはどんな種類があるのかを調べてみました!

ベーシックな針のデザイン 『バー』

針のデザイン、バー

最もシンプルかつベーシックな針デザインがこちらの『バー』タイプです。
ROLEX(ロレックス)のモデルに数多く採用されてるのでお馴染みかとは思われますが、クセがなくシンプルなデザインになっており、ドレスウォッチ・スポーツウォッチ問わず、様々なモデルに採用されています。

シンプルな基本形の針のデザイン 『ペンシル』
針のデザイン、ペンシル

指針の先の形状がペンのような形をしていることから『ペンシル針』と名付けられた見かける機会が多い針のデザインです。
デザイン的に夜光塗料を塗りやすいこともあり、ミリタリーウォッチにもよく採用されております。
『バー』タイプと同様、基本的な針の形状なので数多くのブランドに使用されています。

美しさに重きを置いた針のデザイン 『スペード』

針のデザイン、スペード

針の先端部分がスペードマークになっている針『スペード』。
先が尖っており、視認性が優れ、美しい針のデザインです。
この『スペード針』は美しさに重きを置く時計ブランドのフランクミュラーユリスナルダンによく採用されております。

ドレスウォッチに幅広く採用される針のデザイン『リーフ』

針のデザイン、リーフ
その名の通り、リーフ(葉っぱ)のようなデザインから、『リーフ針』と名付けられた伝統的な針です。
細身で優雅な印象であるリーフ針は様々なドレスウォッチに採用されています。

シンプルかつエレガントな針のデザイン『バトン』

針のデザイン、バトン
幅が細く、棒状で先が尖った形状の針を『バトン針』と呼びます。
カルティエの腕時計の針のデザインによく採用されていて、加工に手間のかかる青く焼かれたブルースティール加工が施されているパターンが多いです。

スポーティーな印象の『メルセデス』

針のデザイン、メルセデス

ロレックスのスポーツモデルに採用されている画期的な針のデザインの『メルセデス』。
時針の先がベンツのロゴ”スリーポインテッドスター”によく似ていることから、この名前が付けられました。
また、『メルセデス針』は『ベンツ針』とも呼ばれています。
本家のメルセデスベンツとは直接関係は無いそうです。

個性的で大胆な針のデザインの『イカ針』

チューダー(チュードル)のヘリテージブラックベイに搭載されている人気のイカ針。
その名の通り、イカの耳(ヒレ)のように見えることから『イカ針』と呼ばれるようになりました。
私はイカの三角の部分は頭だと思っておりましたが、正しくは「ヒレ」です。(エンペラとも呼ばれます)
話が少し逸れましたが、このイカ針は他に時計にはあまり見られない個性的なデザインです。
ロレックスとは兄弟関係のチューダー(チュードル)ですが、ロレックスにはない個性を持つ為、あえてロレックスではなくイカ針搭載のチューダー(チュードル)を選ぶ方も多いです。

天才時計技師が考案した針のデザイン『ブレゲ針』

針のデザイン、ブレゲ針

天才時計技師アブラアン・ルイ・ブレゲが考案した三日月形の装飾が施された針が『ブレゲ針』です。
このブレゲ針は、先端がくりぬかれているタイプとくりぬかれていないタイプがあります。
現在では数多くの時計メーカーで取り入れられている人気のデザインの針です。

矢印のような針のデザイン『ブロードアロー』

針のデザイン、ブロードアロー

指針の先が矢印の形になった特徴のあるデザインの針です。
元は英国軍の時計に使用された軍用時計が由来です。
この『ブロードアロー』も数多くの現行モデルに採用されております。

スタイリッシュな印象を与える菱形の針デザイン『アルファ』

針のデザイン、アルファ針

このアルファ針は先端と中心軸の両方に向かって細くなっているのが特徴で、名称の由来はギリシャ語のアルファベットで1番にあたる『アルファ』からです。
また、最大幅が先端にくる「剣」のようなデザインもあれば、中心軸に近いところに横幅のピークが来るデザインもあり、様々なバリエーションがお楽しみいただけます。

 

まとめ

腕時計にはよく見てみると様々な針のデザインが存在します。
同じタイプの針でもブランドによって細かなデザインの違いがあるので、「視認性の良さ」で選ぶか、また「見た目のデザイン」で選ぶか、迷いの種ではございますが、こだわりポイントとして重要な点と言えるでしょう。
今回は種々多様な腕時計の針のデザインについて調べてみました。
今後の時計選びの1つのポイントとして針のデザインにも注目して頂けたら幸いです。

腕時計修理はブローチ時計修理工房へ

皆様には大切な腕時計に困りごとがあった際のメンテナンスショップはございますでしょうか。蒲田・品川・大森・川崎・田園調布周辺でロレックス」「オメガ」「カルティエ」「セイコー」「グッチ」「コーチ」等、の修理はブローチ時計修理工房にお任せ下さい。他店にて断られた時計も修理を承っております。お気軽にご来店くださいませ。

BROOCH時計修理工房 神田店の外観
こんにちは、ブローチ時計修理工房神田店です!ブログ、
スイス国内の主な腕時計生産地①の続きにいってみたいと思います。

ビエンヌ

首都があるベルン州に属し、ドイツ語圏とフランス語圏の境目にある都市です。正式名称は独仏併記でビール/ビエンヌとなる。人口でスイス10番目の町であり、地の利も良く、またバイリンガルの街であり、時計産業と関連のビジネスが盛んのようです。多数の腕時計ブランドやムーブメント、部品メーカーを擁するスウォッチグループの本部もこの地にあります!
主要ブランド:オメガ、ハミルトン、ロレックス(本社はジュネーブ)
OMEGA(オメガ)ref.326.30.40.50.03.001 のフェイス
オメガ修理事例

ジュウ渓谷

時計ファンにはヴァレー・ド・ジューの名でもお馴染みの、高級時計・複雑時計の故郷的な地域。ジュラ山脈のほぼ最南端であり、ローザンヌを州都とするヴォー州の最北端。ジュー湖を取り囲む17のコミューンからなる一帯で、人口約6100人ののどかな桃源郷と言われてます。2008年から行政上では「ジュラ・ノール・ヴォードワ」が呼び名となったが、住民は単に「ヴァレー」と呼ぶようです。
主要ブランド:オーデマピゲ、ジャガールクルト、ブレゲ、ブランパン(本社はローザンヌ近郊)
オーデマピゲ(AUDEMARS PIGUET)ロイヤルオークの腕時計のポリッシュ
オーデマピゲ修理事例

ジュネーブ

スイス高級腕時計の中心都市。古くから盛んなエナメル細工技術、山岳地方の冬季の内職である時計部品製造、迫害を逃れたカルヴァン派キリスト教徒の商工業者の流入な
どさまざまな要因が絡み合って、一流の時計産業が育った。ジュネーブの名前自体に時計業界ではステイタスがあり、社名に組み込むブランドも多い。
主要ブランド:ヴァシュロン・コンスタンタン、パテックフィリップ、ロジェ・デュブイ、ロレックス(本社)
パテックフィリップの修理はブローチ時計修理工房へ
パテックフィリップ
ジュネーブとかは耳にしたことがあったので、確かにネームバリューがありますよね!高級腕時計の総本山という感じがしますよね。


ブローチ時計修理工房では時計の電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、オーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理を承っております。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、時計それぞれのストーリーがあるかと思います。お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。

こんにちは!
ブローチ時計修理工房 阿佐ヶ谷店です!
今回はダイバーズウォッチについて、どのような機能を備え、どのような基準で製造されているのかを、簡単にご紹介させていただきます。
ブローチ宝石・時計修理工房阿佐ヶ谷店

ダイバーズウォッチとは?

「ダイバーズウォッチ」とは、その名の通りダイビングを安全に行うために適した機能を備えた時計の事を指します。
ダイバーズウォッチには防水性だけでなく、逆回転防止ベゼルという機能も欠かすことができない機構です。
ダイバーズウォッチに装備すべき機構や機能は、国際標準化機構(ISO)や日本工業規格(JIS)で厳格に定められています。
tagheuer_aquaracer
写真の時計は、TAG heuer(タグ・ホイヤー)のAQUARACER(アクアレーサー)です。
アクアレーサーは、TAG heuer(タグ・ホイヤー)のブランド随一の防水力を誇る、人気のモデルです。

ダイバーズウォッチの判断ポイント

以下では、ダイバーズウォッチの性能を判断するポイントをご紹介させていただきます。

①防水性能

日常生活のための防水時計とは異なり、ダイバーズウォッチは一般的に200メートル以上の防水性を有する時計の事を指します。
JIS規格では、日常生活用の防水表示は「bar」(気圧)、潜水用の防水表示は「m(メートル)」で表示されています。
時計における防水性能は「静止状態でどれぐらいの深さの水圧に耐えられるか」を表しているもので、この数字が大きくなるほど深くまで潜ることができます。

②回転ベゼル

ベゼルとは、「枠」や「額縁」を意味する言葉であり、時計の風防の周囲を固定しているパーツの事を指します。
逆回転防止ベゼルは、時間の計測に用いるベゼルが一方向にしか進まない仕組みになっています。
これは、水中でベゼルが誤って動き、潜水時間がわからなくなるのを防ぐ役割をしてくれています。
水中ではわずかなミスが大きな事故を招く危険性があるため、厳密な規則のもと製造されているのです。

③視認性

厚いケースに大きな文字盤を備えていることがダイバーズウォッチの特徴です。
水中や暗所でも読み取りやすいよう、多くの場合視認性の高いインデックスや黒文字盤、夜光塗料が採用されています。

時計に関するお悩みは、ブローチ時計修理工房へ!

ダイバーズウォッチについて、簡単にご紹介させていただきました。
ブローチ時計修理工房では、電池交換、オーバーホール(分解洗浄)ポリッシュ加工(ケース、ベルトの外装磨き)、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、時計に関する様々な修理・メンテナンスを承っております。
お持ちの時計に不具合があるので直したい・・・長く使っているので状態を確認してほしい・・・
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご来店下さいませ♪
ブローチ時計修理工房でお待ちしております!

BROOCH時計修理工房 神田店の外観
こんにちは、ブローチ時計修理工房神田店です。高級腕時計で有名なスイスですが、そのなかでも各地方や街などの特色をまとめてみました。その各地をまわる旅を腕時計好きの方でしたらいつかはしてみたいですよね!

ジュラ山脈

ジュラ紀の語源でもあるスイス西部の、全長約250kmにわたる山間部。ジュラ、ベルン、ヌーシャル州にまたがり、高級時計製造で知られる街が点在する。ル・ロークル、サン・ティミエ、ヴィルレなどの名前が有名。ラ・ショー・ド・フォンにあるスイス最大の時計博物館を併設する「人類と時間研究所」は、スイス時計研究の中心的存在です。なんて壮大なテーマの研究所なんでしょうね。そんなこと考えたことも無かったです(汗)
主要ブランド:コルム、ジラール・ベルゴ、ゼニス、ブライトリング、モンブラン、ロンジンなど
ゼニスZENITH修理オーバーホール
ゼニス修理事例

シャフハウゼン

ドイツ語圏の属するシャフハウゼン州の州都。ライン川に面しており、水力発電による近代的な時計作りを期したアメリカ人フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズにより1868年、IWC設立。非フランス語圏で最も有名な時計の街となりました。
主要ブランド:IWC
IWCポートフィノのオーバーホール外装磨きは新潟万代ブローチ時計修理工房
IWC修理事例

トラヴェール渓谷

ヌーシャテル州、ジュラ山脈のほぼ南端部に位置する。時計製造で特に有名な町はラ・コート・オ・フェとフルリエなどがあります。時計製造に加えて高級ムーブメントづくりでも有名。エルメスにムーブメントを提供するヴォーシェ社もこの地にあります。
主要ブランド:ショパール、パルミジャーニ・フルリエ、ピアジェ
新潟市にある時計修理工房でショパールのオーバーホール、ポリッシュ加工を行いました。
ショパール修理事例


ブローチ時計修理工房では時計の電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、オーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理を承っております。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、時計それぞれのストーリーがあるかと思います。お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。

繊細で緻密な腕時計には、ケアや使用方法にも細心の注意が必要です。時計ユーザーが気を付けるべき重要事項を今回はご紹介致します。ロレックスオメガなど有名ブランドからファッション時計。すべての時計に今回ご紹介する事は通じますので是非ご参考にしてください。 

HERMES(エルメス) クリッパーの電池交換

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機械内部への水分の侵入に注意!ムーブがサビてしまうと修復には膨大な費用と時間を要する事になります。


時計にとって最も被害が大きいトラブルに発展するのが内部への水の侵入事故です。時計のケースやブレスレットにはサビに強いSS素材が使われていますが内部の機械部品には加工しやすい真鍮やスチールが使われているのが一般的なのでもし内部に水や汗、海水等が入ってしますとたちまちサビてしまいますので注意しましょう。入水を防ぐためにはまずその時計の適切な防水能力を理解し使用範囲を厳守する事です。また汗や濡れた指でリューズを操作すると、そこから水気が入る場合があるので操作は慎重にしましょう。

着用や収納する際にはAV機器や携帯電話などが発する強い磁気に注意


機械部品が帯磁すると精度異常などのトラブルに発展してしまいます。時計の部品に帯磁という現象が起こると+と-の磁性を帯びた部品同士が互いを引き付け合ったり反発するなどしてスムーズに動かなくなり、精度が著しく悪化する事があります。

時計を1日腕に着けたら皮脂や汗などの汚れ、埃、雑菌はその日のうちに除去しましょう。


一日腕に着けた時計は、皮脂やホコリなどで意外に汚れてしますものです。そのまま放置しておくとSS素材でも錆びやすくなってしまったりガラスの汚れなども凝固してしまいます。毎日のケアを心掛けましょう。とはいえ毎日のお手入れに特別な道具は必要ありません。柔らかな布で軽く拭いたり柔らか目の歯ブラシや綿棒などで軽く擦るなどで十分です。マメにお手入れをしましょう。

時計の些細な変化を見逃さない


リューズベゼル、ボタン操作の違和感や異音、精度の悪化など時計の些細な変化を見逃さない様にしましょう。トラブルは重大事態になる前に素早く対処をしましょう。精密機械である時計にはどんなに気を付けても、万が一のトラブルは起こりうるものです。そんな際に重要なのはトラブルになりそうな前兆をキャッチし早めに対処する事です。例えばリューズやベゼルが重ければ内部機構の異常の現れですし精度が極端に悪化してくれば、油の劣化や磁気帯びの前兆です。それらの異変を迅速に掴む為には、普段から時計をよく使い操作感を手に馴染ませる事が大切です。

1か月に一度くらいはゼンマイを一杯まで巻いて機械を動かしておこう


内部機構を駆動させて機械油を循環させましょう。あまり使っていない時計などがある場合は、月に一度位はゼンマイを巻き上げて動かしておきましょう。時計は長期期間使わずにいると内部の機械油が凝固や剥落して部品同士の抵抗が大きくなり、トラブルを招く事になります。ゼンマイを巻いて駆動させれば、歯車やカムが動いても油を適度に循環。凝固や剥落も未然に防ぐ事ができます。

暑さが続く季節は時計本体やベルト類を痛める直射日光に気を付けよう


強い日差しが掛かる時期は直射日光に時計を長時間当てない様に注意しましょう。特に車のダッシュボードなど高温になる場所での放置は危険です。それらの環境下では時計内部も高温になり、ダイヤル塗装表面の変色、機械油の乾燥や劣化、パッキンの変質、革素材の変色や変質などを招く危険性が高いのでアウトドアでの使用やドライブ時には十分注意しましょう。

時計修理

ざっと6項目程上げさせて頂きましたが、常日頃から気に掛けて愛情を持って接していれば当たり前に気を遣う項目ばかりだったと思います。ですが不意に訪れた回避しようの無いトラブルなどに遭遇してしまった、時計がダメになってしまうかも。

そんな時は我々ブローチ時計修理工房に是非ご相談下さい。

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